今年最後の千葉ツーリング。
本当は山梨の方の計画を立てていたが、急に千葉の方に行きたくなり
ツーリングの三日前にルートを選定。
そもそもの理由は、朝たまたまつけていたTVでNHKの「小さな旅」が
放映されており、養老渓谷が映っていたのがきっかけ。
冬の養老渓谷といえばうなぎ、とのことで、まずうなぎが食べたくなった。
次に、食事場所を選定していたら鮎の塩焼きがあった。鮎の塩焼きが食べたくなった。
最後に、養老渓谷のそばに素掘りの二段トンネルがあり、
ここにあったのかーって感じで確定。
いきなり話逸れますが、以前にも言及しましたが、
ウチは基本的にGoogleMap(PC版)を使ってツーリング計画を立てている。
そのGoogleMapが先日アップデートという名の改悪が行われて、
国道はまだいいが、都道を含むそれ以外の道が真っ白になってしまい
アタックも驚きの白さで非常に見づらくて最悪な状態に。
最初はレビュー画面を開いて、そのユーザーのレビュー一覧を表示するとマップが
以前のバージョンのままで見ることができることに気付き使用していたのだが、
最近になってそれすらも改悪されたデザインに切り替わってしまい、
どうしようもなくなっていた。
思わずフィードバックなどで「見づらい」と端的に送信。
千葉県の房総半島を表示しても道路の線が全然わからず不便、終わった、と思ったら
再びアプデされたのか、表示が多少マシになり、道も何とかわかるようになりました。
(ちなみにマイマップ作成画面はまだ旧Verのデザインのまま;とはいえ
わざわざログインして開くのも面倒だし、ズームイン/アウト動作が
カクカクしているので閲覧のためだけに使用することはないだろう)
まぁそんな”場外戦”のことはともかく、8月の真夏の暑いツーリング以来のチバへ。
R357で舞浜大橋を渡り、千葉県に突入。
んで、早速舞浜そばのGSにて給油。
例によってガソリン携行缶にも給油してもらう。
基本的に道は順調で、難なく千葉市街までやってきた。
太陽も昇り始めると暖かさを感じられ、冬の防水防寒用のグローブをしていたが、
通常のグローブでも大丈夫そうだった。
R16に切り替わり、間もなく県道14号茂原街道との交差点で左折。
しばらく走っていき、途中のミニストップに寄る。
ここは以前も何度か立ち寄っていますな。
トイレに行き、肉まんを食べた。
ついでにグローブを通常の方に切り替えた。
R357 → A(ENEOS光湾岸フリートSS) → B(県道14号茂原街道)
→ ミニストップ市原潤井戸店
少し先を走ったところにENEOSがあり、そこで右折。
すぐにY字分岐を左折してうぐいすラインに入り、南下。
やがてR409との交差点で右折し西進、すぐに左折して県道81号清澄養老ラインへ。
A(ミニストップ市原潤井戸店) → B(うぐいすライン)
→ C(R409) → 県道81号清澄養老ライン
空いている県道81号線を走って南下。
最初の目的地は柿木台素掘りトンネル。
途中右折して県道160号線に入り、少し走ると大雨の時に通行止めとなる旨の
青看が見えるので、その直後に入口がある。
左折し、道に入る。道は結構狭い。乗用車ではすれ違いは困難か。
途中踏切があった。
こういう何もないところにある踏切って味があっていいですな。
先へ。標識が倒れていた。というより、根元から折れている感じか。
やがて柿木台第一トンネルに到着。
A(県道81号清澄養老ライン) → B(県道160号線)
→ C(分岐) → 柿木台第一トンネル
明治時代にできたトンネルらしい。
交通量もなさそうな道だが、意外にも照明が点灯していた。
近くを県道81号線が通っており、ハイカーなどもいるためだろうか。
トンネル反対側に出てみる。
先へ。この辺は竹林になっている。
すると、林道月崎3号線の入口があった。
あまり意識はしていなかったが、確かにこの辺は月崎で、
林道月崎1号線は2月のツーリング時に走って月崎トンネルを訪れた。
続いて柿木台第二トンネルに到着。
こちらは入口が丸い形をしている特徴的な素掘りトンネル。
見ていてなんだか吸い込まれるような感じがして面白い。
距離が短いためなのか構造上の問題なのか、こちらのトンネルには照明はついていなかった。
反対側に出てみる。
こちらも同じように丸い形をしている。
出発。落ち葉ウェットの道を走行していく。
まぁでも朝に雨がちょっと降った割にはそれほど路面はグチャグチャではなかった。
再び鉄道。
ここ一ヶ所だけ泥になっていた。
先に永昌寺トンネル。
入口は通常の形だが、中は柿木台第一トンネルと同様、観音彫りとなっている。
照明も設置されて点灯していた。
出口へ。すぐ目の前を県道172号線が走っている。
県道側からだと素掘りトンネル入口がひっそりとあるだけなので通過してしまうだろう。
再び県道81号線へ。
県道32号線とのT字路交差点で左折し、南下。
途中右折して素掘り二段トンネルに向かうのだが、一旦通り過ぎてしまった。
戻って素掘り二段トンネルに到着。
ウチが到着した時にはツーリング集団らしきバイクが壁に沿って
7、8台ほど連なっていた。
A(柿木台第一トンネル) → B(柿木台第二トンネル)
→ 県道172号線 → 県道32/81号線 → 素掘り二段トンネル
どういう経緯でこんな二段トンネルになったのか。
それは某有名オブローダーの方などのblogを見るとわかるようです。
それにしても面白いですな。
ちなみに県道81号線側は「向山隧道」、反対側は「共栄隧道」となっており、
現道は南にグイッと曲がっているが、旧道は真っすぐだった模様。
県道と反対側へ。「共榮」と旧字体で書かれている。
後で知ったがこちらから、上の段の旧道の方に徒歩でアクセスできるっぽい。
こちら側には弘文洞跡へ続く中瀬遊歩道の入口があるので散策も楽しめる。
近くの簡易トイレ付近に駐車スペースがありそうだ。
さて、少し早いが昼食をとることに。
少し戻って県道沿いにある大新という店。
ここの店の売りは鯉を使用した定食。
「営業中」ののぼりは立っているものの、入口は「準備中」の札になっていた。
不定休ということもあるのでやっていない可能性もあったが、
入口の方に行ってみると中から店の人が出てきて「どうぞ」と言ってくれたので中へ。
選ぶなら鯉こく定食なのかもしれないが、今回目的としていたのは鮎。
よって鮎の塩焼き定食にした。
やがて鮎の塩焼き定食がやってきた。
鮎が美味い。塩焼きは最高。多分今年ようやく食べた鮎かもしれない。
ちなみにウチの後にやってきた客は鯉こく定食を頼んでいた。
店内のメニューの札には「完売」と書かれているが、昨日の分だろう。
数量限定完売ということもあり、やはりこれが目当てのお客さんも多い。
ウチが店を出る際に別の客が入口から鯉こくやってる?って訊いていたし。
次回鯉定食頼んでみてもいいかもしれない。
食事を満喫して出発。
次は前回通行止めで断念した麻綿原高原への林道に向かうが、
その前に一旦養老渓谷観光センターへ。
お土産を少し買い、トイレに行っておいた。
駐車場から見える断層。
出発。
R465筒森バイパスを快適に走る。
新筒森トンネル。
そして前回も訪れた麻綿原高原への町道老津線入口。
A(素掘り二段トンネル) → B(大新) → C(養老渓谷観光センター)
→ R465(筒森バイパス) → 大多喜町道老津線
今回は事前に大多喜町のHPで通行止め解除を確認。
九月に通行止め解除された模様。
大雨による道路決壊で規制が2016年9月下旬からだったので、
復旧に一年かかったということになる。
ちなみに自分が麻綿原付近を訪れたのは今年の2月と8月。
二つのトンネルを通過していく。
脇からは水が流れていた。
先へ進んでいく。
前回通行止め看板のあった場所にはもう何もなかった。
ちなみに工事が行われているのか、工事車輌が一台停まっていた。
麻綿原高原方面に出発。
全面舗装だが、凸凹している箇所があった。
ここからが夏期一通規制区間となる模様。
路面が濡れている箇所は多い。
途中工事車輌と二台すれ違った。
やがて寺らしき場所が見えてきた。
天拝園というパワースポットで有名な場所の模様。
寺が見えてきたということは、冬の時に通行止め看板を確認した場所に近い。
そして一通規制の始まる分岐ポイントに到着。
更に先に進むとまた林道分岐の箇所に出る。
A(町道老津線) → 林道分岐
2月の時はこの正面にある林道天津線からやってきた。
が、なにやら白い看板が見える‥
看板「通行止めでーす」
天津線で更に南下してR128に出ようとしていたのだが通行止めでした。
ただ、ここには林道奥谷線があり、そこからも小湊まで続いてR128方面に出られる。
図で表すとこんな感じ。(黒矢印が進行方向)
よって、林道奥谷線で南下することに決定。
多少遠回りになるが迂回路があり、なおかつ同じ南方向なだけでもありがたい。
「ハイカーに注意」という看板が何ヶ所も出てくる。
ハイカー用の方向看板もある。
ハイカー用の休憩所もある。
思ったより綺麗な舗装路で、路面は濡れているが走る分には問題なかった。
途中トイレもあったので寄った。中も清掃が行き届いており、
綺麗で洋式トイレ完備だった。
それらの理由がここでわかった。
ここはキャンプ場のある県民の森となっているらしい。
また、途中から県道285号線に切り替わったので、規制速度標識などが現れた。
町の方まで南下してT字路交差点で左折。
そしてすぐにR128とのT字路交差点があり、右折して西方向に進む。
前半はバイパスのような道になっており、そこを抜けると市街地に出た。
海岸沿いに出る。今日は風が強い。天気予報上では館山市で風速9mだった。
なので波が荒い。
信号も少なく快適だったんですが、途中軽自動車がノロノロ運転をしていて
15台ほど数珠つなぎに‥‥。。
完全片側一車線道路で、反対方向からもそれなりに車は来るし、
そもそもイエローラインなので追い越すにも追い越せず。
ウチは前から五台目くらいにいたんですが、しびれを切らしたウチの目の前の
バイク二人組は追い越していき、更に軽の後ろの二台目の車も追い越していった。
50キロ制限の見通しのいい道を40数キロで走るのは勘弁‥ (--;
まぁウチは急いでいなかったんでしばらく前の二台の乗用車と共に繋がっていき、
やがて軽自動車がようやく右折していなくなったので良かったですが。
そんなこともありましたが、気を取り直して引き続き安房グリーンラインの
稲交差点に向かう。
途中7-11でトイレを借りた。
しばらく走って稲交差点で左折し、すぐ右折して踏切を横断。
とにもかくにも最初は様子見で走行。
割と対向(白浜側)からの車輌が目立った。とはいっても数台だが。
大規模海底地すべり構造駐車場に到着。
A(林道奥谷線) → 県道285号線 → B(R128外房黒潮ライン)
→ C(安房グリーンライン稲交差点) → 大規模海底地すべり構造駐車場
そばにある安房白浜トンネル。
結構手前から車が走行している音が鳴り響く。
今度は折り返し反対方向。
その前にちょっと風景でも撮影するかな‥と路肩で停まっていたら
後ろから赤色灯を光らせながら猛スピードでかっ飛ばしていた白バイが!
一気に計測区間まで縮められて、気付いた時にはもう計測完了、ウウ~!
って感じでしょうな。
パトカーは見たことはありますが、白バイは初めてでした。
あと確認していないのはねずみ捕りかな‥やっているらしいですが。
60km/h制限とはいえ、80km/hなんて簡単、100km/hオーバーも出せるほどの
広くて綺麗で快適な道なので、捕まったらかなり痛いですよコレ。
とまあ、そんなこともあり、我はマイペースで。
そういや菅田の滝向かいのスペースだが、「バス専用P」という看板があった。
果たして全体がそうなのか、それとも看板付近だけなのか。
普通に考えたら全体がそうだろうけども、ここでバスを駐車する意味はあるのだろうか?
普通ならさっき停まった大規模海底地すべり構造駐車場の方が適している気がするが。
ただ、さっき通った時、確かに観光バスが停まっており、乗客もいたような気がする。
けれどもここで駐車して行けるのは菅田の滝だけだろうし、
そもそも行ったことがある人ならわかるが、わざわざバスを降りてまで
向かうほどのスポットではない。
まぁ乗用車も普通に数台ここに停まっていますがね。
途中ちょっと脇道に出てみる。
現道と違い、荒れている。
まぁ以前通った大規模海底地すべり構造駐車場付近の林道畑3号線もそうだったが、
現道が綺麗すぎるのでギャップがありますな。
んで、個人的に気になっていたのがグリーンライン脇の道とトンネル。
行こうとしたら、補修工事で通行止めだった。
「山荻2号トンネル」というらしい。
山荻という場所を通って県道188号線まで繋がっている模様。
(P=大規模海底地すべり構造駐車場)
仕方ないので今回はこれまでにして戻ることに。
安房グリーンラインをこのまま北上して県道188号線で左折して西進。
R410に入って市街地をひたすら北上。
途中国道を逸れて北上。
しばらく走った後、R127に出る。
そして途中右折して県道89号線に入り、間もなく道の駅とみやまへ。
A(大規模海底地すべり構造駐車場) → B(県道188号線)
→ C(R410) → R127 → 県道89号線 → 道の駅富楽里とみやま
「とみ」がついて名前が似ているためか、「とみうら」と勘違いしてしまう。
ここに立ち寄ったのはお土産を買うのもあるが、
ここのつみれ汁が美味しいのである。
中に入り早速2Fへ。
ここでは多種の揚げ物や天ぷらなどが売っている。
つみれ汁といわし団子にした。
そしたら、つみれ汁のつみれを一個おまけしてくれました (^^
冬は特に温かい物が美味しい。つみれも良かったです。
こちらはいわし団子。若干甘めの味付け。
ちなみにここは高速からも入ることができ、出入口が2F部分にある。
お土産をいくつか買い、トイレへ。
そしてここで携行缶のガソリンを入れておくことに。
というか風がものすごく強くなっている。ビュービューだった (^^;
なので携行缶から給油口に入れようとしたら横風でガソリンが
真横に飛び散ってしまった(汗
出発。
17時半を過ぎると真っ暗になった。
冬は陽が落ちるのが早い。
途中で給油。ここも風が強く、色々と揺れていた。
R16では渋滞が一部あったが、R357の方は流れていたので良かった。
ただ、風が強かったので立体部分はどうかと思ったが、とりあえず大丈夫だった。
そんな感じで今回のツーリングは終了。
今回は基本的に素掘りトンネルが中心でしたが、
素掘りトンネルはまだ他にも数多あるほど千葉県は素掘りトンネルの宝庫。
最後の安房グリーンライン脇の道には行くことはできなかったが、
天気も良く、麻綿原高原を抜けられたし、鮎の塩焼きも食べることが
できたので満足。
今回の走行距離は295.7kmでした。