年明け一発目の恒例の千葉ツーリング。
しかし本来の計画ではちょっとした登山か、遊歩道を歩くプランなどがあったが、
いずれも台風の影響で未だ復活できていないとのことで先延ばしになった。
とりあえず今回は千葉房総に走りに行きたい気分だったので出発。
R357で千葉県に入り、千葉市街を抜けてR16に切り替わる。
工業地帯へ。こちらも順調に抜けていく。
途中、県道300号線に入って更に県道24号線で南下。
片側二車線、国道並みの高規格道路。
そのままR410との重複区間となる。
途中道の駅があったのでトイレ休憩とすることにした。
木更津うまくたの里というらしい。
A(R357) → R16 → B(県道300号線)
→ C(県道24号線) → 道の駅木更津うまくたの里
千葉県の特産品である巨大なピーナッツのモニュメントが目立つ。
そのモニュメントが示すように、ピーナッツ関連の菓子などのお土産が
非常に充実しているようだ。
また、お土産だけでなくグルメにも力をかなり入れているようで、
地元の有名な店とコラボしたレストランもある。
トイレ休憩を終えて出発。
途中県道163号線に入った後、県道145号線へ左折して入って更に南へ進む。
県道145号線は途中左に折れていくがそのまま直進していく。
「広域農道」という標識があった。
この辺は伐採した枝や葉などの野焼きが行われている。
煙の香りがすると田舎にきたなあという感じがしますな
のどかな道を快走。
市街地以外はグッと交通量が減るので快適である。
千葉県でよく見られる地層。
時折草などが白くなっているのが見られる。
やはり霜のようだ。今日は風がないためそこまで体感的には寒くないが、
日陰部分では寒い箇所もあった。
途中にあるR410旧道への分岐へ。
逆光でややフレアがかかっていて見づらい‥
ちょっと進んでみるとT字路交差点になっており、
右手は閉鎖されたR410旧道で、
左手は林道淵ヶ沢奥米線。‥通行止め。
倒木、崩落、、はい、台風。
A(道の駅木更津うまくたの里) → 県道163号線 → B(県道145号線)
→ C(広域農道) → D(R410/R465) → 分岐(通行止め)
東に淵ヶ沢奥米線が、そしてR410の現道に沿って旧道が続いている。
これは撤退するしかない。
そもそも何故ここの分岐を行こうとしたのかと言えば、
この先にあの有名な廃車のランクルがある三島隧道があり、
ランクル側は台風の被害で進むのがかなり困難になっているだろうが、
反対側なら林道をまわって(封鎖された)隧道坑口を拝めるかなと思ったからである。
A=現在地
撤退を余儀なくされた。
ただ、GoogleMapを見ると反対側の方から伸びている道がある。
こっちから行けないだろうかと思った。
なので県道34号線まで南下し、途中で右折して北上。
田んぼの道を進む。
途端に竹林の中という感じになった。
抜けるとまだ民家があり、先に進む。
が、ゲートがあった。
見るからに獣用の柵なんだろうが、何も書かれていないのが逆に入るのをためらわれた。
ちなみに鍵は開けようと思えば開けられる一般的な獣用ゲートだった。
結局ここで再度撤退することにした。
ただ、後で調べてみると反対側から来た人のブログもいくつかあり、
ゲートの前でUターンした人もいれば柵を開けて抜けた人もいる。
更に追記しておくと、ここは林道大幡線というらしく、
反対側の林道看板には「電気柵有 許可者以外通行不可」という但し書きもあるらしい。
まぁそれはともかくとして、結局のところここで撤退を決めたのも
さっきのパターン(淵ヶ沢奥米線)からして
接続する横尾林道の無理だろうという推測があったからである。
実際はどうかわかりませんが‥
それにしても傾斜のかなりあるカーブの途中なので慎重にUターン‥
ちなみにここが林道大幡線ということに気付いたのはこのUターンの後。
林道看板を見て知った。こっち(県道34号線)方面にしか無いのは何故だろう。
一応この場所が3分岐になっているからだろうか。
A(通行止め) → R410君鴨トンネル → B(県道34号長狭街道) → 右折 → 林道大幡線
気を取り直して次の目的地へ向かう。
県道34号長狭街道から県道88号線に入って南下。
千葉県の県道は山梨とはまた違う落ち着いた雰囲気がある。
険道185号線。
当然、通行止め。
更に南下していくと「工事中」と記載された青看がある。
「0.7km先 ×」と記載されている。この先に何があるのか。
今までここを何度か通っていたけどあまり気に留めなかった。
ここで右折するとまず新しそうなトンネル。
西之谷トンネル。ちなみに「にしのやつ」と読む。
反対側坑口。
共に描かれているのは里見八犬伝に出てくる伏姫と犬。
あいにく古文や文学の知識に乏しいので「里見八犬伝」という
単語しかわからないレベルで、内容も知らないし読んだこともない。
ここで「ああ、『南総』(=千葉)で『里見』(=里見氏)か」と
やっと気付いたレベル(ゎ
トンネルを通過するとのどかな田園風景。
で、少し進むと半分だけガードレールで塞がれている。
その先も二車線で続いているような感じ。
先へ進むと、車線の半分が倒木などで埋まっている。
手入れがされていないことが早々にわかる。
そして現れたのがまた立派なトンネル。
「東仲尾沢トンネル」という。
A(林道大幡線) → 県道34号線(長狭街道) → B(県道88号線)
→ 右折 → 広域農道 → 東仲尾沢トンネル
完成したのは2000年12月らしい。今から19年前。
中はそのまま幅の広い二車線道路が続き、特に歩道の広さが目を引く。
ところがこのトンネルは完成してから一度も供用に至っていない。
何故なら
こうなっているからである。
出口がバリケードで塞がれている。
要するにこの先の道が造られていない。
目の前はダート路のような小道が横断している。
反対側へ出て見たかったが、脇もがっちりゲートで固められていた。
南京錠もかけられている。
ただ、後にして思えばベルリンの壁よりも低いゲートくらいなら
軽く越えられただろうと後悔。
結局2000年末期に完成したトンネルはそのまま放置されて
手入れもされていない状態が続いている。なんかもったいない。
恐らく一度も点灯したことがないであろう照明もそのままである。
ただ、トンネル入口の分電盤らしきボックスには通電しているようだった。
房総半島を横断する安房二期広域農道に指定されている。
何故トンネルまで掘って二十年近くも放置されてしまったのか。
まぁそこには予算と計画、その他諸々の事情があるのだろう。
引き返す。
トンネル出口前の小道に行けないものかとまわり道して探ってみるが‥
通行止めの看板があった。
ちなみにここは林道入口らしく、林道看板が見える。
かろうじて「仲尾沢線」と読める。
恐らくさっきの出口側に通じている林道なのだろうと思われる。
林道仲尾沢線はやがて南側を通る林道奥山仲尾沢線に接続するようだ。
ちなみに林道奥山仲尾沢線は以前走ったことがある。
ストリートビューカーも通っている、走りやすい舗装路の林道だった。
県道88号線に戻り、引き続き南下。
途中の道の駅鄙の里三芳村にてトイレ休憩。
すると移動交番という警察車輌と、警察官が立っていた。初めて見たかも。
トイレに寄って出発。
と言ってもこの先R128曲がったところにある店で昼食タイム。
たちばなというそばうどんのお店。
A(東仲尾沢トンネル) → 県道88号線 → B(道の駅鄙の里三芳村) → たちばな
中へ。
最初は天重か天丼にしようかと思ったが、「期間限定」につられ
「天付きたちばな」というセットにした。
そばかうどんを選べるのでそばにした。本来ならうどんで良かったのだが、
あいにく朝にうどんを食べてきてしまったのだ。
釜揚げそばに天ぷらの盛り合わせ、田舎汁となっている。
天ぷらはサクサクでそばも美味しい。
田舎汁は味が結構濃い感じだがやはり美味しい。
最後に蕎麦湯でいただいた。
食事を終えて会計を済ませると、粗品として七味のりをいただいた。
七味が好きな自分としては嬉しい。
稲交差点からグリーンラインに入る。
快適に流すが、白バイには警戒していた。
数台すれ違ったが、バイクは見かけなかった。
というよりここまでバイクをほとんど見かけていない。
大規模海底地すべり構造駐車場に到着。
A(たちばな) → R128(外房黒潮ライン)
→ B(安房グリーンライン) → 大規模海底地すべり構造駐車場
地すべり跡。
一部土砂崩れしそうな箇所もあった。
林道畑3号線入口。
入口脇にカラーコーンの残骸が置かれている。
隧道。
通行止めになっているかはわからない。
そして斜め向かいは畑2号線。
こちらは明確にカラーコーンとバーが置かれている。
ちょっと徒歩で先の様子を見に行ってみよう。
落ち葉や木々が多いが何となく行けそうな感じだった。
なので行けるところまでちょっと行ってみることに。
早々に落ち木が多くなってきた。
ちょっとした絨毯のようでもある。
倒木。
かろうじて端の方が通れそうだ。
ここで落石が目立ってきた。
すると間もなく倒木により通行できなくなった。
A(大規模海底地すべり構造駐車場) → B(畑3号線) → C(畑2号線) → 通行止め
恐らくこのすぐ先に隧道があるのだろう。
正直なところいっそ清掃作業でもやりたいくらいだ。
撤退。
今日は一度も完抜きできていない気がする (^^;
なんというか、やっぱりこういう道って孤独を感じるんですよね。とても。
撤退して安房白浜トンネルを抜ける。
で、畑2号線の反対側からはどうだろうかと思い、行ってみるが‥
う~ん、、行く気しない。。
A(倒木) → 安房白浜トンネル → B(通行止め)
退散した。
R410で西へ。
道の駅白浜野島崎へ寄ってみる。
ここの道の駅は過去に2、3回ほど帰りに寄っているが、
本当に何もない、ただトイレくらいしかないような道の駅だった。
ただ、近年リニューアルというか、「Farmers Conclerge」という
農家の野菜やおみやげなどを置くようになって少しは道の駅らしくなった模様。
中に入ってみるとこじんまりとはしているが、
農作物やおみやげなどが販売されており、
またベーカリー販売も行われていて焼き上げたパン類があった。
縦に長いチュロスのようなカレーパンも販売している。
そしてここの売りの一つであるスムージー販売もされていたので
ストロベリースムージーを試してみた。
コレがお世辞抜きに美味しいと思った。
イチゴの果肉がコリコリとした感じで感じられるし、味も割と濃厚だった。
スムージーには全部で4種類あり、それぞれ色んな果物がミックスされている。
パンに合うのではないかと思う。
道の駅を出発。
海に向かって西進。
渚の駅たてやまという場所へ。
目の前には大きなレストランがある。
そしてその隣の建物は博物館となっている。
入ってみることに。
千葉房総半島における海の漁に関する船や使われていた道具などの
資料が多数展示されており、漁の歴史を知ることができる。
また、一部さかなクンのコーナーもあった。
三十分ほど見学して2Fデッキの方へ。
海を一望。雲がちょっと多いかな。
出発。
次はいつもの道の駅富楽里とみやまへ。
個人的に一番気に入っている道の駅である。
A(畑2号線通行止め) → R410 → B(道の駅白浜野島崎)
→ 県道250号線 → C(渚の駅たてやま) → R127 → 道の駅富楽里とみやま
2Fのレストラン、食事コーナーへ。
総菜の店があり、ここではつみれ汁も販売している。
今回は鯨の竜田揚げとつみれ汁をいただくことに。
そしたらもう夕方だからと値引きしてくれた上に
つみれ汁のつみれを1個サービスしてもらいました (^^
鯨肉って初めて食べた気が‥?
レバーに近いような味で美味しい。つみれ汁も変わらず美味しかった。
1Fでお土産をいくつか買い、帰ることに。
いつも通り海沿いのR127で北上していく。
そういえば何度も通っているのですが何となくスルーしていたあの場所。
途中のトンネル脇のところにこんな変な場所がある。
道の片方が「私有地」とされており、トンネルが約3分の2ほど塞がれている。
トンネルの中に入ると私有地側?には資材が少し置かれていた。
どういう事情でこういう形になったのかわからない。
わざわざトンネルまであんな風に塞がれていると揉めたのだろうか
などと思わず勘ぐってしまう。
その後は順調にR16に入り、目立った渋滞もなく無事に帰還しました。
今回は色々と通行止めで頓挫続きだったが、まぁそれでも千葉の道は
走りやすく、東仲尾沢トンネルみたいな場所もなかなか面白かった。
しかし山梨の林道も全滅していたし、台風の影響は大きい。
畑2号線は復活するかは非常に疑問、廃道化してしまうのではないかと思う。
後は当初計画していた場所などが復活してくれることを祈りたい。
今回の走行距離は302.8kmでした。