今年入って早くも4回目のツーリング。
今回はツーリングというよりも林道ハイキングがメイン。
約二年ぶりに犬越路隧道に行くことにしました。
犬越路隧道を再び訪れる予定は元々あった。
前回は南側(山北側)の東沢・犬越路林道から向かったので
次は北側(青野側)の神ノ川林道で行きたかった。
しかしながら神ノ川林道とその手前県道76号線の一部が
台風19号の影響などで未だ通行不可……
ちなみに神ノ川林道の方は綺麗な舗装路である東沢・犬越路林道とは違い、
悪路が続く上に距離もかなり長い。
それにピストン(往復)前提なのでハードルも高い。
いずれにせよ、神ノ川林道ルートが復帰するのはまだ時間がかかりそうだ。
というわけで、今回も山北側からのスタートとなった。
まだ日も登らない明け方前の時間、R246をひた走る。
やがてR129との重複区間となるので、R246は左側車線から分離していく。
まずは朝食タイム。松屋へピットイン。
なんかツーリング時の朝(夜中?)っていつも松屋に行っている気がする‥
まぁ24時間営業で手軽に行けるとなると牛丼屋が一番無難かなと。
朝食を終えて出発。
春になり、日中は18℃くらいまで上昇するとのこと。
それにハイキング中心だし、今回は上着はいらないかなと思いつつ
中に二枚着こんでその上からウェアを着ている。
それだけ着れば大丈夫だろうと高をくくっていたのだが、意外と冷え込んだ。
まぁ4℃しかなかったんですがね。
やがて裾野バイパスに入る。途中のファミマへで水とおにぎりなどを買った。
このままR246で行ってしまってもいいんですが、
今回も途中に折れる県道76号線に入った。
R246と並走しているので交通量はほとんどなく、眺めもいい。
数ヶ所は離合が難しい箇所があるが、
それ以外は全般的に快適なワインディングロード。
やがて西丹沢ビジターセンターに到着した。
A(松屋厚木店) → R246(裾野バイパス) → FM山北町店
→ B(県道76号線) → 西丹沢ビジターセンター
駐車場にはまだ数台程度の車と登山準備をしている人が数名。
まずは準備を行う。今回も熊スプレー・熊鈴を持参してきた。
あと隧道探索用に懐中電灯も。
準備を終えてトイレに寄った。
6:56、出発。
キャンプ場横を歩いていく。
途中にある檜洞丸への登山道。
東沢林道入口に到着。
ちなみにここの分岐で直進に向かう用木沢出合への道は
歩行者を含めて通行止めとなっているようだった。
緩やかな坂を登っていく。
犬越路隧道までは終始このような緩やかな坂が続く。
ビジターセンターを出発して約25分、車輌通行止めゲートに到着した。
ゲートの脇を抜けて出発。
すると早々に後方から車の音が聞こえ、軽自動車が走り去っていった。
林業関係者だろうか。
ちなみにウェアは着たままだったので、中の一枚を脱いで中は半袖だけになった。
作業道。前回来たときは戻るときに林業関係者の人が作業をしていた。
今日は天気が良い。
すると例のモニュメントというか、模型がまだ残っていた。
ようやく雪を見かけた。
この分なら隧道までは全く問題ないだろうと思った。
そして犬越路林道(左)との分岐に到着した。
分岐と言っても分岐するのは今まで歩いてきた東沢林道の方で、
若干路面が荒れている感じだった。
ここから犬越路林道となる。
例の傾いた看板は傾いたままだった。台風にももちこたえたか。
そして東屋があったと思われる場所に到着したのだが‥
無くなっていた。
何故撤去されてしまったのだろうか。老朽化かな?
台風の影響とは考えにくい。そこまでボロくはなかったと思う。
こちらは前回(May.2018)の時の在りし日の東屋。
すると、東屋の残骸と思われる木材が脇に放置されていた。
一部だろうが、何故放置されたままなのかわからない。
さっきのあの傾いた看板でも大丈夫だったのに‥
建て替えならいいのだが。。
先へ。
雪が再び現れた。今度は路面が一部凍結している箇所もあったので
慎重に歩いた。
橋を渡る。
「なごやか橋」だと思ったら「なかごや」橋だった。
再び雪。
で、人と思われる足跡が見られるのだが、かなり縦に長い。
自分の1.7倍くらいの長さがある。二人並んで歩いた模様。
しかも底にまで跡が残っているのでかなりの重さがあると思われる。
ただし靴の溝と思われる跡があるので何かの作業靴とか?
アイゼンにしても長すぎる。
そして橋をまた見かけてあれが隧道前の富士見橋かなと思ったが
違うようでまだまだ先だった。
途中向かいの斜面で崩落の音が聞こえた。
犬みたいな動物が二、三匹いたのだが、何の動物なのかわからなかった。
崩落箇所の脇を通る。
上から今歩いてきたヘアピンカーブを望む。
そしてようやく犬越路隧道が見えてきた。
しかし雪も増えてきた。ただし路面には轍が何本か残っている。
最初の方で走っていった軽自動車もまだ見かけていないので
この先へ行ったのだろう。
日向の場所と日陰の場所とで残雪度合いが全く違う。
あと、カーブの半分に石が積まれている箇所もあった。
土砂対策なのかよくわからない。崩落の石をまとめるなら
わざわざ見通しの悪いカーブの場所には置かないだろうし。
犬越路隧道が眼前に迫ってきた。
富士見橋。
富士山を望む。
若干雲がかかっているかな。
そしてビジターセンターを出発して約110分、犬越路隧道に到着した。
A(西丹沢ビジターセンター) → B(東沢林道起点)
それにしても崩落の度合いが前回よりも広がってきている。
前回(May.2018)はここまで崩落は来ていなかった。
それに上から木ごと落下してきたのか、
ガードレールもひしゃげてしまっている。
恐らく崩落は隧道を半分くらい塞いでいたのだろうと思われる。
大規模な法面工事などをしない限りはこの繰り返しだろう。
一般車輌に開放できない所以でもあると思われる。
隧道の中を望む。青野側の坑口まで見え、中は変わらず綺麗である。
隧道の中を通る前に、ここにきて風が割と冷たい気がしてきたので
中に一枚着ることにした。
出発。一応前回訪れたほど風は吹き抜けてはいなかった。
やはり何ヶ所かは水漏れしている。
先は暗いが出口は常に見えている。
そろそろライトをつける。
「700」の文字。向こう側からの距離だろうと思われる。
そして前回訪れた時も勢いよく水が噴き出ていた箇所。
前回訪れた後に調査したのであろう、「噴出 0.6L/分」という記入がされていた。
先へ進む。
真ん中前後は水漏れ箇所がほぼなくなっていたが、
青野側坑口が近付いてくるとまたところどころ水漏れ箇所が見られた。
青野側坑口が近付いてきた。
青野側に到着。
山北側と違い、路面に雪が結構残っていた。
隧道付近も滑りやすかったのでやや慎重に歩いた。
また、前回同様携帯の電波(docomo)は完全に復活した。
しかしGoogleからゼンリンが撤退してからところどころ地図の線形が
おかしくなっているのは言われているが、
何故真っすぐのはずの犬越路隧道もこんなわざわざ
ぐねって曲げてしまったのだろうか。トンネル表記ですらない。
隧道脇にある登山道らしき道も雪でだいたい覆われている。
ところで青野側隧道坑口前には「これより先通行止め」という表記と
この「この先転回できませんのでここでUターン」という標識がある。
東沢林道側に車輌通行止めがある以上、無意味な標識な気がするが、
あちら側の規制はこちら側より後のことだったのかもしれない。
規制前は山北側のスペースなどに車を停めて登山に行っていたのだろうか。
神ノ川林道の車輛通行止めゲート。前回と同じく半開になっている。
さっきの軽自動車とはすれ違っていないのでこの先に行ったのだろう。
この辺は雪が厚く積もったままで、足跡がサクサクとついた。
だが、ここまで歩いてきた林道と同じように、日陰の部分だけ残っていて
日の当たる部分はほぼ完全に雪が無くなっているのだろうと思った。
さて、戻ることにしませうか。
来るときには気が付かなかったが、照明が朽ちて落ちかけていた。
今は風が割と吹き抜けてきてやや寒く感じる。
水漏れ箇所はチェックされている。
これだけ高規格のトンネルなので大丈夫だと思うが、
山北側の崩落などを見るといずれ通行できない(分断)になる可能性が高い。
山北側坑口まで戻ってきた。
坑口横のスペースには倒木などが積まれている。
そしてその先にある施設だが、見てみると国が設置した観測機で、
酸性雨の測定を行っているらしい。
ここで昼休憩とすることにした。
するとその時、軽自動車が一台隧道の中に入っていった。
休憩を終え、そろそろ戻ることにした。
すると更にバンが一台同じように隧道に入っていった。
やはりこの林道は結構関係車輌が通っているようだ。
だからあれだけ道も綺麗なのだろう。
是非今度は神ノ川林道から来たいものだが、
たとえ通行できたとしても距離がこちらの倍近くになるのがハードだ。
富士見橋。
雪が解け始めたのかさっきの足跡が消えかけていた。
行きのときの足跡。
するとさっきのバンが戻ってきていた。そのまま下っていった。
途中、二人組の登山者と会った。山の状況を訊かれたが、
あいにく自分は登山が趣味でもなく、この辺の山の名前すらほとんど知らなった (^^;
とりあえず自分は隧道まで行っただけで、
雪も青野側の方は結構残っていると伝えた。
大室山に向かうらしいが、あの登山道を見る限りちょっと難しそうな気もした。
東沢林道との分岐点を通過。
立ち並ぶ杉の木。
キャンプ場が見えてきた。
そして車輌通行止めゲートを通過。
東沢林道起点を通過。
ビジターセンターまでひたすら歩く。
そして出発から約4時間ちょっと、ビジターセンターに到着した。
ところでトラック通行止めの標識があるが、
ここには県道76号線でないとまず来ること自体不可能な気がするが‥
テーブルでウェアの中を脱いだ。次は紅富士の湯に行くし、
太陽の日も昇って中は半袖でいいかなと思った。
最後にトイレに寄ってから出発。
すると早々にネコを見かけた。
快適に下っていく。
で、途中の青看に林道への分岐があって、丹沢湖沿いを通っている。
せっかくなので行ってみたが、確か以前丹沢湖畔を通ったし、
確か一通だった気がした。
行ってみるとやっぱり一通出口だった。
しかし反対側は一般車輌通行禁止の林道。
青看で案内する意味がないというか戻ってくるしかないというトラップ状態。
(画像はMar.2018のもの)
橋から丹沢湖を眺める。
出発。
R246に入る。そして山中湖方面に向かうので県道147号線に入った。
しかし途中で「チェーン着用」の看板を見かけた。
雪もなく快適に見えるこの道だが、山の部分は結構傾斜があるし、
何よりさっき犬越路林道を歩いた時にもわかるが
日向の部分は全く問題なさそうに見えても、
日陰になった途端に雪が残っているというパターンも十分あり得る。
バイクならなおさら致命的なのでここは素直にUターンした。
それにしてもこの道、過去二回向こう側から来ているが、
雪が降ったりしてまともな時に走ったことがない。
T字路分岐。方向的には右(西)なので右折した。
快適な道を走っていく。県道151号線に入っていた。
そしてR138に入って紅富士の湯に到着。
A(犬越路隧道) → B(西丹沢ビジターセンター) → R246
→ C(県道147号線) → D(Uターン)→ E(県道151号線)
→ F(R138) → 紅富士の湯
コロナウィルスの件で休館していたが、営業を再開している。
中へ。まずは靴をコインロッカーに預けて券売機へ。
コロナウィルス対策で入場券を渡した後、手を消毒するように促される。
ちなみに入口脇にも消毒液が置かれていた。
ウェアやリュックなどを大きなコインロッカーに入れて
貴重品ロッカーに鍵などを預けた後に脱衣所へ。
紅富士の湯は規模が割と大きいので浴場のキャパは結構ある。
それでもシーズンの連休中は込み合うこと必至だが。
最初に露天の檜風呂の方に入った。この檜風呂からは
富士山を眺めることができるのが最大のポイント。
続いて岩風呂。こちらは熱めのお湯で外のひんやりした空気でも
身体を温めることが十分にできる。気持ちが良い。
中に戻り、ジェットバス。
この泡の刺激が心地よく、ハイキングの疲れもマッサージ感覚で取れる気がした。
そして最後に内湯でゆったりつかって風呂を出た。
着替えてまずは牛乳を飲む。美味い。
そして食事をとることに。
カツ丼が食べたい気分だったので毎度のごとく素直にカツ丼にした。
ボリュームがある。できたてでとても美味しかった。
この後デザートにソフトクリームでもと思っていたが、
カツ丼だけでもう十分だった (^^;
しばらくゆっくりしてそろそろ出発することに。
次の目的地は再び深城ダムなのだが、せっかくなので山中湖も訪れることにした。
途中の道で正面に富士山を拝む。雲がかかっておらず、美しい。
そして山中湖の長池駐車場に到着。
富士山が太陽の光で光り輝いており、とても煌びやかだった。
A(紅富士の湯) → 県道729号線 → 長池親水公園駐車場
出発。
R139に入る。一旦給油しておきたかったので途中のGSで給油した。
富士見バイパスを下っていく。
R20との重複区間の交差点を通過。
そして小菅方面へと左折。
前々回、前回と引き続いて今回もR139を快走して北上。
唐沢トンネルを通過。
そして深城ダム管理事務所に続く橋の手前の分岐へ。
ここはR139のかつての旧道となっており、この先には湖に沈んでいく
トンネルがある。名前は「小金沢トンネル」である。
小金沢トンネルと言えば、毎度立ち寄っている小金沢公園前にある
名前は一緒だが役割は全く別。なのでそのトンネルを「旧」と言うのには
若干の齟齬があるが、区別するために「旧」という呼称を使用する。
分岐を進むとすぐに広場のような場所に出る。
そしてそのすぐ先にゲートがあり、封鎖されている。
とりあえずここにホーネットを停めて向かうことに。
ゲートを越えると普通の落ち葉に半分近く埋もれた舗装路。
しかしすぐに落ち木や落ち葉のじゅうたんとなった。
途中にカラーコーンが置かれているが、新しい。
前回ふかしろ湖沿いの旧R139を探索した時に見つけたのも新しかったが、
どちらも最近関係者が入ったのだろうか。
そしてすぐに旧小金沢トンネルと対面した。
A(長池親水公園駐車場) → R138 → B(R139富士見バイパス)
→ 旧道分岐 → 車輌通行止めゲート → 旧小金沢トンネル
GPS。
銘板。
この文体はどこかのトンネルで見た気がする。
同じ知事の時に開通したトンネルだろうが。
トンネルは雛鶴隧道と同じようにゲートで閉じられている。
幅員は軽自動車同士の離合も難しそうな狭さ。
やはり中は真っ暗で不気味な感じがした。
何故なら反対側は水没しており、途中で封じられていることになる。
で、ここが旧R139ということで、位置関係をまとめてみた。
昔の地図などと照合してみるとだいたいこんな感じかと思われる。
ちなみに現道である深城バイパスは、
新小金沢橋(真木小金沢林道起点)~現・林道葛野川線への分岐点区間が
2002年12月、
R139旧道分岐~新小金沢橋区間が2004年12月に開通となっている。
自分が初めて通行した当時(2001年9月)の時点では
いずれも開通していなかったため、
赤線の旧道(旧小金沢トンネル ~ 林道葛野川線と深城トンネル出口を結ぶ橋
~ 奈良倉・白草トンネル前)
を通っていたのではないかと思われる。
ここではっきりしたのは、自分がかつて通ったあの廃道ヘアピンだが、
旧R139ではなく、市道新深城線との連絡道路だったと思われる。
ただ、廃道ヘアピンを通った経緯がちょっと不明だった。
覚えているのは廃道ヘアピンを上から下ってきたことで、
つまり市道新深城線から下ってきたことになる。
調べてみると、市道新深城線の葛野川トンネルは2000年に開通しているようで、
つまり走行した2001年の時点ではすでに市道新深城線は
R139まで完成していた(繋がっていた)可能性が高い。
ということは、葛野川トンネルが完成(市道新深城線が全線開通し、
R139と接続)・開通して以降は、旧道を通行止めにして
市道新深城線を通るルートに切り替わったのではないかと思われる。
ただし廃道ヘアピンを経由していることから、旧道を封鎖したのは
R139旧道分岐~旧小金沢トンネル~もう一つのトンネル
(現・深城ダム展望台のある山の中を通っていたトンネル)区間だったと思われる。
そうなると、2001年9月ごろの自分の走行ルートは
以下のようになっていたのではと推測され、
廃道ヘアピンを上から下っていったということに合点がいく。
そして現在林道葛野川線の起点となっている橋を渡り、
現R139に渡ったと思われる。
では、葛野川トンネルが開通する直前はどうなっていたか。
1997年の時の地図では市道新深城線が葛野川トンネル手前まで伸びていた。
更に現在は葛野川トンネル坑口付近から廃道が湖に沈んでいるのが確認できる。
沈んだ先は位置的にも旧小金沢トンネル西側坑口付近になると推測される。
写真撮影の位置の都合上、マップを逆さにして表すとこうなる。
葛野川トンネル坑口と下に沈む廃道(連絡通路)。
またマップの上下を元に戻すとこうなる。
当時まだ葛野川トンネルが建設中だった点、
旧小金沢トンネル西口坑口と湖に沈む廃道の位置関係、
1997年の地図で市道新深城線が葛野川トンネル手前まで開通している点、
それらをまとめると、葛野川トンネルが開通する直前は
以下のような走行ルートだったと思われる。
これらは全てあくまでも想像に過ぎないが、合点がいく。
いずれにせよ、自分は旧小金沢トンネルを通っていない可能性があるので
少し残念だった。
ところが、幸いにも他のSNSにて現役時と思われる写真を見る機会があった。
このトンネルの入口、現役時には「制限高3.3M」という鉄のアーチが
入口前にあったようだ。撮影時期は2001年6月らしいので
自分が初めて訪れる約3ヶ月前くらいか。
トンネル内部の照明もあり、アーチも年季が入っていて錆びてやや曲がっていた。
通行止めにしてからなのかわからないが、
どういうわけかその写真の時よりも今2020年に残されているガードレールの方が
規格が新しく、当時のガードレールには反射板も見かけない。
ついでに現在みられる坑口手前の左側面もモルタル吹付が行われていない様子だった。
閉鎖した後に整備された理由はよくわからない。(工事で通行するためだったかも?)
更に今では絶対に見ることのできない、湖に沈んだ側の
超貴重と思われる反対側の坑口の写真もあった。
現在湖に沈んでいる側の方がもっとひびが入って年季が入っている感じで、
トンネル出口を出てすぐ左にカーブしているようだった。
そのすぐ左にカーブしている道というのがさっきの
葛野川トンネル坑口付近から沈んだ廃道(連絡通路)に違いない。
(下の図で言うと①の部分)
ということは、やはり葛野川トンネル開通直前(2000年)の走行ルートは、
さっきの水色の推測走行ルートの可能性が高い。
ちなみに少なくとも2001年6月の時点で赤い点線の通行不可と思われる部分には
もうすでに高いダム建設用の山が造られており、物理的に道はなくなっている。
そして現在ではその山も湖に沈んでいる状態もしくは
ダム完成前に整地されたということになる。
いやちょっと待て。
上の考察はあくまでも葛野川トンネル開通直前(2000年)のルート。
けど自分が見た旧小金沢トンネルの写真の撮影日時は開通後の2001年6月。
‥あれ?「2000年に葛野川トンネルが開通したので旧小金沢トンネルは閉鎖」という
辻褄(推測)が合わない。。。
ただ、ここは強引にこう推察する。
・写真のExif情報(2001年6月)が正しい可能性は高い
・写真はあるけど一般車が通っているかは判断できない(トンネルだけの写真なので)
・通行止めにはしているが、車輌通行止めというだけで
歩行でなら(車輌通行止めゲートをすり抜けて)通ることはできたかも
・けど、トンネル照明はついている(←これが一番のポイント)
以上の点から……ひょっとして、2001年(葛野川トンネル完成・開通後)も
しばらく両方とも通行できた?
通行止めなのはあくまでも旧小金沢トンネルから出て直進方向だったのだろうか?
それとも単に工事のため?
それとも、葛野川トンネルは開通(完成)したが、その先はまだ未成道だった?
なんてこった。
余計に悶々としてきてしまった(ゎ
であるならば、もしかしたら、旧小金沢トンネルを自分も通行していた可能性が
少なからずあったかも?(自分は2001年9月に初めて深城ダム付近を訪れている)
誰か……この謎を、すっきりさせてくださいw
もし、旧小金沢トンネルを通行できたいう仮定で、
自分が当時(2000年9月)走行したルートを写真で再現して追っていくと、
まずは深城バイパスができる前の道(左)に進み、
旧小金沢トンネルを通り、
旧小金沢トンネルを抜けて左方向に進んで登り、(現・廃道)
連絡通路(廃道ヘアピン)で下って、
現・ふかしろ湖沿いの道を通って、
現・林道葛野川線起点の橋(右手)へ進んで、
奈良倉・白草トンネルを抜けて、
現旧道となっているR139へ続いたと思われる。
最後に、葛野川ダムができる前(平成の前)の推測走行ルートもまとめた。
葛野川ダムを前回訪れたが、その時に閉鎖されたトンネルがあった。
あれはきっとダムができる前に通ったトンネルなのだろうと思われる。
戻ることに。
スギの木がそびえ立っている。
そして上部には市道新深城線が見えた。
ゲートまで戻ってきた。
ついでなので小金沢公園の方へ。
こちらが現在の小金沢トンネル。
万年閉鎖の林道トンネル。
新小金沢橋を望む。
さて帰りますか。来た道をひたすら下っていく。
ちょっと炭酸を飲みたい気分だったので途中、ハッピードリンクショップの
自販機に立ち寄った。
実はハッピードリンクショップを利用するのは初めてである。
山梨をよくツーリングに出かけるのでたくさん見かけてはいた。
オロナミンCで。
ファイト一発してR20に向かう。
大月以西も流れは悪くなく、順調に帰還しました。
二回目の犬越路林道もなかなか楽しめました。
神ノ川林道側が復旧するのはいつのことか‥
旧小金沢トンネルも何気にその存在は何となく知っていたものの
訪れることがなかったので対面できてよかった。
湖に沈む廃道など、想像を掻き立てる道はとても面白い。
深城はお気に入りの場所です。
今回の走行距離は367.7kmでした。