先月に続いて今回も山梨へのツーリング。今回も林道中心となった。
というか、やっぱり未だに山梨県道113号甲府精進湖線が通行止めのままなので、
そこを除いた周辺のツーリングとなりました。
なにより(県道113号線の通行止め解除を待たずに)今回ツーリングを決めたのは
天気が素晴らしく快晴の予報が続いたので。
前回の霧雨や霧の濃かったツーリングとは打って変わって見事な秋晴れでした (^^
というわけで今回も元気に夜中に出発。
ウェアの上に更に一枚上着を着るか少し迷ったが、大丈夫そうだったので
とりあえず上着はリュックの中に入れておいた。
そこまで寒くなかったので大丈夫でした。
日野バイパスに入り、
甲州街道に合流。
北大通りを抜けて西八王子付近を通過。
高尾を通過し、いつも立ち寄っているファミマへ。
ここでお菓子と水を買ってトイレを借りた。
現在午前5時。さすがに冷え込んできたので上着を着た。
大垂水峠方面へ。
すると前回のツーリングでもあった、通行止めとなっている初狩付近の
法雲寺橋通行止めの告知が電光掲示板で表示されていた。
ちなみにこの通行止めの迂回路措置として、中央道の大月IC~勝沼IC間に限り
無料通行措置がとられているので、そこを使う予定。
しばらく走り続け、午前6時過ぎ。少し明るくなってきた。
ただ、今日の天気予報はどこもかしくも快晴のはずだが、雲と霧が発生している。
うーむ‥。。。
猿橋付近を通過。明るくなってきた。
直進のバイパスではなく大月IC方面へ右折。
一旦給油しておきたいので大月IC少し先のキグナスにて給油した。
大月ICへ。
ここから勝沼ICまで移動。
高速を降りて勝沼バイパスへ。
少し先で左折し、広域農道という通りに入った。
民家の路地を通過。
途中でまた左折。
快適な道になり、地元と思われる他の車もかなり飛ばしていた。
県道36号とのT字路交差点で左折し、
すぐ先の高架下で右折。ここも事前のストリートビューで学習済み(ゎ
さて、林道らしき道に突入。
A(大月IC) → 中央自動車道 → 新笹子トンネル → B(勝沼IC)
→ R20(勝沼バイパス) → C(広域農道) → 県道304号線
→ 県道36号線 → 林道黒坂里道線
林道看板。
黒坂里道(くろさかさとみち)林道という。
するとすぐに水が流れている状態に。
これが結構な量というか、勢いだった。
側溝に水がドーッとあふれんばかりに滝のように勢いよく流れていた。
まさに川のような状態だった。
その先に東屋があり、車が一台停まっていた。
洗い越し状態の路面から脱した。
行き先看板を発見。
そして林道名所山線という林道分岐があった。
右が名所山線。
ちなみにこの次に向かう林道大窪鶯宿(おおくぼおうしゅく)線と結んでいる。
引き続き黒坂里道林道を進んでいく。
するとすぐに展望台入口があった。
ちなみに2014年9月のストリートビューでは看板もなかったので、
近年に整備されたのだろう。
一旦ホーネットを脇に停めて登ってみることにした。
展望台は数歩登ってすぐにあった。ベンチもある。
方角的に甲府市の街並みだろうか。とても見晴らしの良い場所である。
ホーネットのところに戻り、展望台の先へ行くとすぐに黒坂峠に到着した。
ちなみに一台車が停まっていた。
A(林道黒坂里道線) → B(林道名所山線分岐) → C(展望台) → 黒坂峠
石碑。
「境川村」となっているが、現在は合併して笛吹市の一部となっている。
また、登山道がいくつかあった。
車の持ち主は登山に向かったのだろうか。
鶯宿峠方面。
林道看板。
この辺は同じ林道でも管理区分が県だったり市だったり分かれている。
ここからは下っていく。
最初の方は比較的路面が新しかった。最近舗装したのだろうか。
特にすれ違いもなく下っていく。
そろそろ色づき始めている。
するとゲートがあった。まさか通行止め?
と思ったら農地にイノシシが来ないようにするためのゲートだった。
登山道などでは見かけるが、車道で見るのは初めてな気がした。
ただここは割と勾配のある下り斜面なので、やや慎重にホーネットを停めて、
ゲートの鍵とフランス落としを開けて再びホーネットを移動してゲートの中に入れた。
そしてゲートを施錠。
間もなく集落が見えてきた。
下り終えると県道36号線とのT字路分岐へ。
GoogleMapで方向を確かめて右折。
快適な道で川が流れていた。
続いて林道大窪鶯宿線へ。右の岩の方が入口。
A(黒坂峠) → 県道36号線 → 林道大窪鶯宿線
入るとすぐに登っていき、高度が上がっていく。
それにしても陽が挿してきて木々が綺麗だった。
前回の濃霧ツーリングのときとは全然違う。
冬季閉鎖用ゲート。
そして林道看板。「おおくぼおうしゅく」と読む。
鶯宿峠への登山道入口があった。
林道名所山線との分岐。
ここからさっきの林道黒坂里道線側まで続いている。
すぐ先に東屋と車が停まっていた。そしてその先にはベンチがあった。
登山シーズンなのでハイカーなどがここで休憩したりするのかもしれない。
落ち葉が多くなってきたし、何より落石も多い。
色合いも落ち葉と変わらないので注意して走行した。
二輪車は踏むとバランスを崩すので (^^;
林道看板。
標高が付け加えられている。標高約830m。
冬季閉鎖用ゲート。
集落が垣間見えてきた。
最後の方で一部だけ未舗装になっていた。
集落の道路に出ると快適な道に。
県道308号線とのT字路交差点で左折。
そして右左口交差点でR358に入った。
片側一車線だが快適で流れも速い。
右左口トンネル。
トンネルを抜ける。
通行止めなのはわかっていたが、旧道に行ってみることにした。
民家を何軒か通過した。
雲一つない青空は本当に気持ちがいい。
巨大な落石。
するとやはり通行止めゲートが現れた。
A(林道大窪鶯宿線) → 県道308号線 → B(R358)
→ 右左口トンネル → 県道113号甲府精進湖線 → 通行止め
一応雨量規制という看板はあったが、このまま冬季閉鎖にもっていくのでは
ないのだろうかと邪推してしまった。
ちなみにゲートは傾斜のあるカーブの途中にあるため、
内側の方のゲートの高さが割と高い位置になり、
正直なところホーネットも単体ならくぐらせることのできる高さだった。
まぁ行きませんがねw
反対側は下りているだろうし。
次は林道折八古関線へ向かう。
R358からすぐ右折してまた県道113号に入る。
ここでも一部洗い越しの箇所があった。
間もなく折八古関(おりはちふるせき)線に入った。
落ち葉が結構多い。
一部ススキの広場があった。
途中ショベルカーで作業している工事の人がいた。
その先に工事看板があった。
そういえばこの道の途中に一時期ネットで話題になっていた三ツ沢集落への道があるが、
その手前でY字分岐しており、自分は右側の林道側を行ったが、
左側の方を走ると集落への分岐に行くことができるようだ。
途中のカーブで何ヶ所か土砂が溜まっていた。
すると富士山が見えた。
落石も目立ってきた。
それにしてもこの林道は富士山を眺めることのできるスポットが多い。
景色の良いポイントも続いていた。
またも洗い越しがあったが、途中の排水溝できちんと止まっていた。
下まで下りてきた。
こちら側が起点のようだ。
A(通行止め) → 県道113号線 → B(林道折八古関線)
→ C(分岐) → 県道416号線
このT字路を右折して西へ進む。
正面に見える岩肌はさっき林道から見えていた物と思われる。
T字路分岐を左折し、県道404号線へ。
更に先のT字路交差点で右折し、県道404号線で下部温泉の方へ向かう。
更にすぐ先のT字路交差点でR300本栖みちに入った。
少し進むと道の駅しもべがあった。
A(県道416号線) → 県道404号線 → B(R300本栖みち) → 道の駅しもべ
そろそろ暖かくなってきたので上着を脱いだ。
こじんまりとした道の駅だが、食事ができるそば屋がある。
現在ちょうど正午だったので入ることにした。
店の中へ。前払い・セルフ方式となっている。
えび天うどんにした。いなり寿司がついている。
シンプルだが、割とお腹が空いていたので美味しかった。
昼食を終えてトイレへ。お土産売り場があった。
道の駅を出発。R300も走りやすい快適な国道だった。
途中左折して県道9号線を南下。
線路の横を並行して走っている。
この通りは整備されていて綺麗だった。
身延駅。
途中右折して富士川を跨ぐ橋を渡り、R52で北上。
道の駅みのぶに到着。
道の駅というより、「富士川クラフトパーク」という大きな公園の中だった。
それにとても綺麗で新しかった。
A(道の駅しもべ) → 県道9号線 → B(身延駅)
軽食コーナーでソフトクリームを食べた。やはり巨峰で。
続いてお土産屋へ。
こじんまりとしたお土産屋だった。みのぶまんじゅう買いました。
道の駅を出発して次は湯之奥金山博物館へ。
→ 県道415号線 → 湯之奥金山博物館
駐車場には足湯がある。タオルを持ってくれば良かったかな。
博物館へ。受付で砂金採りとのセット入場券を購入。
まずは展示コーナーの方へ。ちょうどシアターコーナーで上映があるので入った。
割と立派なミニ映画館のような場所で、ここの地にゆかりのある武田氏(勝頼)の
金山の話も絡めたビデオ上映だった。
上映後は展示コーナーを閲覧。
佐渡金山や土肥金山のような大きなテーマパーク的な場所ではなく、
あくまでも博物館なので当時を再現したロボットなどはなく、
基本はジオラマなどによる展示物となっている。
展示物の見学を終えて砂金採りコーナーへ。
腕まくりをする必要があるのでウェアなどは荷物置き場に置いた。
最初にスタッフにやり方をレクチャーしてもらう。
砂金採り体験と言えば佐渡金山で2回、土肥金山で1回やっている。
時間は30分。こちら中腰前かがみの状態で行うためやはり腰に来るようで、
隣でやっていた人も途中腰を伸ばしていた。
大皿のような物で水の中の砂をすくい上げ、水の中で何度かかき回し、
最後は少しずつ砂を吐き出して最終的に砂よりも重い砂金が
皿の引っ掛かり部分に残るというもの。
最初の一回目で2個取れた。
次のtryでは見つからず、その次で一気に3個、最後に1個採取。
計6個と、目標の5個は超えました (^^
砂金採り体験を終えるとスタッフがしいたけ茶を入れてくれました。
茶というよりスープに近い味ですが美味しかったです。
お土産もいくつか買いました。
さて出発するか、と思いポケットを探ったらバイクの鍵が無い。
あれれ?と思いさっきの荷物置き場にも無かった。
落としたか?と思ったが一旦駐車場に戻ったら‥‥
鍵を挿しっぱなしにしていた。
あわわわゎ‥とられなくて良かった‥。。まさか鍵を抜き忘れるとは。。。
二時間以上鍵を挿したままの状態でした (^^;
ちなみに結果論ですが、ホーネットに挿してある鍵だけでは
動かせないようにしています。
挿してある鍵には、現地には持ってきていませんが
家で停める際に使用するロックの鍵類をいくつか一緒にしています。
そして出先の駐車の際、長時間の場合にはディスクロックだけかけています。
けれどもディスクロックの鍵だけは別にして家の鍵の方につけており、
なおかつツーリングの際にはホーネットに挿してある鍵のセット+ディスクロックの
全てのスペアキーを持ってきているので、
もし不届き者がホーネットを盗もうとしてもディスクロックのキーだけは
こちらで別にあるので動かせず、またキーだけを盗まれても
スペアキーを持ってきているので自分は乗って帰ることができます。
鍵の抜き忘れは通常ありませんが、スペアキーを持ってくれば
ツーリング先で鍵を紛失してしまった‥なんてもしもの時に
助かりますのでお勧めですね。
まぁそんなこともありましたが最後の目的地であるこの先にある
湯之奥猪之頭林道に向かう。
この辺は温泉街なので、最初の方は民宿などが続いた。
途中右手に林道三石山線との分岐があった。
ただし現在は台風19号の影響により途中で通行止めになっている。
道の隣には下部川が流れている。
さっきの身延町を流れる富士川も同じだったが、水量自体はほとんどなく、
ほとんど河原の石があるだけだった。
途中門西家住宅との分岐がある。
門西家とは戦国時代から続いた湯之奥村の名主の家。
ここから徒歩になるようで、車の停め場所も付近にはなさそうだった。
それにもう16時で寄っていると暗くなりそうだったので先へ向かった。
林道看板が見えてきた。
この湯之奥猪之頭線は静岡県との県境を跨いでおり、
途中から管理が富士宮市となっている。
山梨県の林道情報では通行はできるようだったが、
富士宮市側の情報がちょっとわからなかった。
一応富士宮市の道路情報のサイトはあったが、
林道情報まで網羅していたのかはわからない。
通行止めリストにはなかったので多分大丈夫だとは思うが。。。
現在16時前。とにかく暗くなる前には抜けたいと思った。
ちなみに約二週間前までは橋の補修工事で通行止めになっていたようで、
現在は「一般車両開放中」とポップな文字で書かれた看板が置かれていた。
序盤はとにかく落石が多かった。
すぐに高度も上がっていく。
工事が行われていた箇所なのか、一部舗装がとても綺麗だった。
車輌通行止めの分岐があったが、まず車輌が通れそうにない登山道な感じだった。
その後道は落石も目立たなくなった。
やがてトンネルが出現。
A(湯之奥金山博物館) → B(林道湯之奥猪之頭線) → 湯之奥猪之頭トンネル
「湯之奥猪之頭トンネル」という銘版があった。
山梨県側の林道看板には「終点」と書かれていた。
ちなみに携帯を使えるというポスターがあり、確かに電波は通っていた。
脇には登山口があり、「ご自由にお使いください」という杖も置いてあった。
案内が割と豊富なので、ハイカーも多いのかもしれない。
トンネルへ。照明は無いが距離も短く出口もすぐに見えた。
その中の県境のところで「富士宮市」の看板があった。
トンネルを抜ける。
富士宮市側トンネル坑口。
そろそろ薄暗くなってきた。
で、下り始めて数分後か、黒い物体がガサガサと茂みに逃げ込んだ。
まさか、クマ?
で、走り抜ける際に横を向いたら茂みの中で黒い物体と思われる動物と目が合った。
大きさ的には子熊程度だったが、クマではない気がした。
耳の形がネコの様に三角だった。
それでも子熊だったらと思い戦慄を覚えてその後は半ば急ぎ気味に下っていった。
動物に詳しくないので調べてもよくわからなかったが、
クマのように黒ではなくまだらに灰色と白があったような気がするし、
耳の形も近い。
子熊の場合、親熊がそばにいる可能性が大で、最も危険なシチュエーション。
まぁこちらはプロテクターにヘルメットを装備しているが
やっぱりちょっと怖かったです。
画像はやはりカメラ補正がかかっているが、実際はもっと薄暗い。
ようやく開けた場所まで下りてきた。
民家も見えてきた。
この後は右折して御殿場方面に向かう。
R469に入る。もう陽はすっかり落ちて暗くなっていた。
地形で予想はしていたが、しばらく何もない場所を貫く国道なので信号もなく
非常に流れが速かった。
単に快適な道ならいいのだが、街灯が一切なく真っ暗だった。
ハイビームでないと危険を感じるくらい真っ暗なのだが、対向車は割と多いので
そのたびにハイビームをローに切り替えていった。
そんな道を駆け抜けてようやくR246に入り、東名に乗って帰りました。
前回の濃霧&霧雨ツーリングとは打って変わって秋晴れの
気持ちのいいツーリングとなって良かったです。
ただ、早々にリュックで肩が少し痛くなっていましたが (^^;
山梨の西の方は初めてでしたが林道も一通り走ることができて良かったです。
砂金も採れましたし。
本命の甲府精進湖線は‥なんかこのまま無理になりそうですね。。
今回の走行距離は473.7kmでした。