去年の9月以来の奥多摩へ。
今回の奥多摩ツーリング計画自体は去年の12月に行く予定だったんですが、
房総の方に行っていたのと、行く時間がその後なかなかなかったので
ようやく行くことができた。
もう季節は春の兆しが見えており、
気温も日中は暖かさを感じるころになったのでちょうどいいかもしれない。
今回も夜中スタートですが、特に上着もいらず、気温は10℃ほどあった。



間もなく大和田橋を通過した先で右折し、北大通りへと入る。

再び甲州街道に合流して高尾付近を通過。

そして高尾山口手前のファミマへ。

トイレを借りて水と菓子などを買った。
高尾山に行くときには必ずここに寄っていきますが、
真夜中でも接客がいいんですよね。
大垂水峠を通過していく。もう5時近かったので大型車も割と見かけた。

峠区間を抜けて相模湖付近を通過して更に走っていき、やがて県道33号線に入る。
少し明るくなってきた。(HDR撮影;実際はもっと薄暗いです)


しばらく走っていき、県道18号線との交差点で左折。



快適で走りやすい道。


途中で道が細くなったりもするが、交通量は皆無。

やがて分岐へ。

何度かここの分岐を通ろうと思っていたんですが、
いつもいつの間にか通り過ぎてしまっていたんですねー
最初は民家の間の道を通って行く。

やがて細い道に入った。


広い車線の県道18号線とは違い、細めの道を走る。
すっかり陽が昇っていれば景色ももう少し良かったかもしれない。
18号線の快適なワインディングロードもいいですが、
こちらの道も個人的には良かった。


再び民家が見えてきた。


県道18号線に合流。左折。

沢沿いを走っていく。



小菅村に入った。


鶴峠付近。


下り。タイヤ痕が目立つ。

R139との交差点が見えてきた。


A(県道18号線) → B(分岐) → R139

左折してR139へ。
おなじみの松姫トンネル。

トンネル内はひんやりしていてやや寒かった。
長いトンネルを抜けて小金沢公園へと思ったが‥

その前にトイレに行きたかった。
現在午前6時半過ぎ。公園のトイレはまだ開いていなかったので、
管理事務所の方のトイレに行くことにした。

深城ダム管理事務所に到着。


トイレへ。ダム見学の案内。一度見学したことがある。
中はとてもひんやりして、相当地下に移動した。

配布されている流木。

ダムによる発電量を表す電光掲示板。

深城ダム。
この辺は車通りも少なく、とても静かである。



再び小金沢公園へ。

A(R139) → 松姫トンネル → B(深城ダム管理事務所) → 小金沢公園

トイレは開いていた。どうやら入れ違いだったようだ。

公園内を散策。
3月といってもまだ冬の荒涼とした感じだった。
桜が咲くととても綺麗なのだが、桜が咲いているときにここを訪れたことがないので
一度は直に見てみたいものである。



R139深城トンネル側を望む。

前回訪れたとき工事の看板があったが、
やはり真木小金沢林道は閉鎖されたままだった。


「通年利用が可能になれば市内周遊の有力なルート」と位置づけ、
「県の協力により整備を進める」と言及している。
だがこの振興計画書は平成21年度のものであり、計画自体が進んでいないのか、
それとも時折行われている工事がこのためのものなのかわからないが、
十年以上という年月と、つい最近の真木小金沢の状況(未だ崩落のまま)を見ると、
前者なのが実情なのかもしれない。
松姫バイパス(松姫トンネル)の開通した後、旧道は大月市側のみが閉鎖するなど、
旧道やマイナーな道については消極的なのかもしれない。
話は戻って公園へ。
小金沢公園には数年前から入口手前に工事というか盛り土らしきものがあるが、
未だに状況は変わらずこれが何なのかわからない。
ただ、前回訪れた時には工事関係者が測量らしきものを行っていた。

展望台への道は冬季閉鎖中。

橋からダム湖を眺める。


この橋は「新小金沢橋」というらしい。


未だによくわからないのが真木小金沢林道の「起点・終点」真逆表示問題。


出発。
松姫トンネル手前、閉鎖された旧道入口。

現在は林道松姫峠線となっている。松姫峠以南、大月市側は通行止めのまま。

松姫トンネル。

トンネルを抜けて再び県道18号線に入る。

するとすぐに分岐があるのでそこを左に下っていく。

やや急坂を下っていく。
道幅も広くないので車同士でバッティングすると厳しいな‥
まぁ滅多に通行することはないでしょうけど。

一瞬民家があり、またすぐに木々に囲まれた道になる。

分岐を進んでいき、R139奥多摩方面に向かう。



奥多摩町に入る。

相変わらずのR139がヘキサ表示の青看。



いくつかトンネルを抜けてひたすら走っていき、途中右手に逸れる。
この先は夜間一般車輌通行止めとなっている。


間もなくダムサイトの駐車場に到着した。

A(小金沢公園) → 松姫トンネル → 県道18号線 →
B(R411) → 分岐 → 奥多摩 水と緑のふれあい館

広さの割にバイク用スペースが数台分しかない。

ツーリングが多い場所だが、ここはそもそも水道局の管理用地らしい。
それを開放しているとのことだった。
ふれあい館は9時半からの開館となっている。
まだ8時にもなっていないので、とりあえず周辺を散策してみることにした。
奥多摩湖。



ゆっくりは眺めたことがなかった。

凹凸になっているのは足のツボを押すパネル。
中央のパネルに立つと人間日時計となる。


ここにある小河内(おごうち)ダム竣工50周年を記念して埋めた
タイムカプセルらしい。

この付近にある小河内ダムは色々歴史があったようだ。
まずダム建設地となった旧小河内村はダム建設に「絶対反対」を表明。
その後東京府の説得に応じて受け入れを受託。
するとその翌年には神奈川県と水利紛争が起こり、
それが解決されてようやく事業認可、着工開始。
しかし第二次世界大戦が勃発すると中断をやむなくされ、
昭和23年に再開されるも今度は日本共産党によるダム破壊活動を目的とした
山村工作隊が派遣される。(ただし検挙により失敗に終わる)
こういう歴史を経て現在に至るダムである。
ダムの方へ行ってみる。虫が多く飛んでいた。




小河内ダム管理事務所。

頂上広場がこの先にあるので行ってみる。
工事車輌が何台か通っていた。


ちなみに途中に展望台があるが、こちらは10時開館となっている。

広場に到着。慰霊碑が建っていた。

記念植樹。

広場の脇に「奥多摩湖いこいの路」という散策コースがあるが、
こちらは冬季閉鎖(12月~3月)となっている。
現在は工事が行われているらしくゲートは開いていて、
工事の警備が一人立っていた。工事車輌はこの道の工事なのだろう。
ここにはダム建造に使われた道具の一部が設置されている。





するとヘリの音が聴こえた。
これから飛び立つところらしい。

どうやら現場に資材を運ぶためらしい。
ヘリを使うとはかなり大がかりだが、山間部だと時間を考えれば
それに見合ったコストなのだろう。その後何往復かしていた。

この先に展望広場があるようなので少し登ってみることに。


割とすぐに展望広場に到着。

ちょっと木が邪魔かな‥


更にこの上には頂上広場があるようなのでもう少し登ってみることに。


頂上広場に到着。

今度はススキが邪魔で微妙でした (^^;

下りますか。

駐車場近くまで戻ってきた。
再び奥多摩湖。




ふれあい館の方へ。まだ開館まで15分ほど。

その裏側にある小道を散策してみることに。


供養塔や句碑などがいくつか建てられている。


さて、開館時間になり中へ。

吹き抜け構造になっており、レストランは最上階にあるようだ。

1Fの展示資料を閲覧。
ダムの建設過程の様子などを写真付きでみることができた。
三十分ほど閲覧してレストランの方へ。

ダムカレーが看板メニューだが、実は出発前にカレーを食べてきたので今回はパス。
季節の天ぷらを中心とした定食にした。

揚げたてというのももちろんあったが、
ニジマスも山菜天ぷらもとても美味しかったです (^^
昼食の後はお土産をいくつか買った。
ふれあい館を出る。
次の目的地は日原街道。日原鍾乳洞ではないが、鍾乳洞先の工事が終わっているので
終点まで行ってみたいと思っていた。
終点と言ってもほんの数百メートル程度先ですが。

R411青梅街道を走っていく。トンネルが多い。


やがて商店などが見えてきて、日原街道入口で日原街道に入った。

最初の方は基本的に道幅は広い。



沢沿いの道を進む。


道も狭くなってきた。

日原トンネルへ。どうやらトンネル工事による交互片側通行らしかった。
トンネルを抜けて振り返って撮影。

ちなみにトンネルの脇にはおなじみ旧道がある。

日原集落が見えてきた。



例の時代を感じる自動販売機。

途中バスとすれ違ったのだが、こちらが脇に寄って待っていたら
パッシングをして先に譲ってくれた。
日原林道との分岐点。


日原鍾乳洞付近を通過。

以前来たときはこのすぐ先が工事通行止めだった。
先に進んでみると、岩がそびえ立っている。

スノーシェッドらしきトンネルがあった。
これを建設していたのだろうか。路面も非常に新しい。
正式には日原燕岩洞門というらしい。

このおかげで再び日原鍾乳洞の広い駐車場も使えるようになったようだ。

更に進むと日原街道の終点に辿り着いた。




A(奥多摩水と緑のふれあい館) → B(日原街道)
→ 日原街道終点(林道小谷川線起点)

同時にここからは林道小川谷線となる。

ただし、一般車輌は通行禁止となっている。

水道局が管理している模様。

この広場には巨大な岩山がそびえ立っている。


さて、日原を出発することに。
次に目指すは奥多摩周遊道路。来た道を少し戻っていく。


奥多摩ゲート跡。

反対側からやってくるバイクの方が多かった。
工事もやっていなく割とスムースに走れる。
その途中で自分と同じ青のホーネットとすれ違った。向こうは後期型ですかね。
挨拶をした後でたぶん互いに気付いたと思う。
やがて月夜見第一駐車場へ。



‥ところで、ここで問題が発生していた。
実は周遊道路に向かう前くらいから頭痛がしていたのですよ。
この時も頭痛が気になって頭をマッサージしていました。
この頭痛のせいでちょっと疲れてしまっていた。
うーん、早く治ってほしいなあ‥
続いて都民の森へ。


A(奥多摩周遊道路) → B(月夜見第一駐車場) → 檜原都民の森駐車場

実は都民の森自体は初めて立ち寄った。
と言ってもトイレに行きたかったから立ち寄っただけだが‥
頭痛が気になっていたので少し休むことに。
ついでに自販機にレッドブルがあったので注入しておいた。
休憩を終え、再び出発。再び下っていく。




次の目的地は神戸岩(かのといわ)。
都道205号線なので本来は周遊道路から分岐している林道入間白岩線を通りたいのだが、
どうやら工事通行止めになっているらしい。
しばらく走っていくと神戸岩の方向を示す青看が見えた。


沢沿いの道を走り、

森林の中を抜けて

神戸岩駐車場に到着した。


A(檜原都民の森駐車場) → B(都道33号線)
→ C(都道205号線) → 神戸岩

目の前には公衆トイレがある。

ホーネットを停めて神戸岩の方に向かって歩く。


すぐ近くにあり、ほどなく渓谷に到着した。





水が勢いよく流れており、すぐに一本橋がある。



そしてすぐにはしごがあった。ここを登っていくようだが割と急である。
重いリュックは邪魔になると思い、ここでデポした。

はしごを登ると岩壁沿いに遊歩道がある。

渓流を楽しみながらアスレチックのような散策コースといった感じで楽しめそうだ。

チェーンの手すりを頼りに壁沿いに歩いていく。すれ違いはできない。

渡り切って反対側にやってきた。

今来た道を振り返る。

この先にはちょっとした広場があり、家族連れがいた。

ここがパワースポットと呼ばれている理由がわかる気がする。
入口の方に戻っていく。途中何名かの人たちとすれ違った。
そしてデポしたリュックを背負って駐車場の方へ。
今度は渓谷のすぐ隣にある神戸隧道へ。

昭和三十二年十一月竣功と書いてある。



中に入る。入口部分は人工的だが、中の方は素掘りになっていた。


上から水滴が落ちてくる。なので路面は軽く水たまりができていた。

また、照明はないので暗い。しかしライトがなくても距離は短いので何とかなるだろう。
携帯のライトで十分である。

反対側に出る。

ちょうどさっきの家族連れのいた広場にアクセスができた。
この先が鋸山林道らしい。名前はよく聞いていたが、ここだとは知らなかった。

さて、神戸岩を後にして出発。
頭痛だが、レッドブルでリフレッシュしたのもあってここに到着したころには
収まっていたので良かった。
いや、神戸岩のパワーをもらったと言うべきでせうか?
神戸岩を出発。次は檜原村郷土資料館。


さっき神戸岩に向かう途中にあった。
入口は2Fにある。受付があり、入館表に記入して事務員に渡す。
展示室がとなりにあるのでそちらへ。
出土された土器や当時の生活用品や農工具、模型などが展示されており、
こじんまりとしていながらも檜原村の歴史を知ることができる。
三十分ほど見学して資料館を出た。
次は檜原とうふ ちとせ屋へ。


A(神戸岩) → B(檜原村郷土資料館) → 檜原とうふ ちとせ屋

ここに来るのは二度目。
お土産の他におからドーナツをいただく。
控えめな甘さで美味しかったです (^^

さて、帰ることにしますか。

そのまま都道205号線を走っていき、五日市付近へ。
ここで一旦給油した。

秋川街道で八王子に向かうが‥

渋滞気味な上に路線バスが通っているので余計に流れが悪かった。
ようやくR20甲州街道までやってきた。約一時間かかった。
帰りは上(中央道)も下(R20)も大渋滞しており、時間かかりました (^^;
途中の頭痛にはしてやられたという感じでしたが、
奥多摩湖や神戸岩をじっくり堪能できてなかなか良かったと思いました。
神戸岩はなかなかお勧めスポットです。
あと個人的には日原街道の旧道を少し探索したかったかな。
今回の走行距離は 239.5kmでした。
