八丈島上陸二日目。
アラームで6時半に起床。少し寒かったので暖房をつけた。
顔を洗ってサッパリする。
7時になり朝食の時間。
朝食はバイキング方式で、和・洋とオーソドックスなタイプだった。
朝食を終えてレストランを出る。
とりあえず昼食の弁当は八丈ストアで買うことにして、
店が9時開店なのでまだ時間がある。なのでちょっと散歩に行くことに。
今日の天気は青空が見える。
底土海岸の方に行ってみる。
波はやや荒いか。
外は少し暖かい。
ちょうどあおがしま丸が寄港していた。
八丈富士。こちらは明日向かう予定。
底土港前ロータリー。
底土港待合所。
正確には神湊港底土船客待合所。帰りはここに向かうことになる。
ホテルの方に戻る。
昨日干した洗濯物を回収。
ついでに水筒を持っていくのでレストランの方で氷を分けてもらった。
荷物のチェックをしていざ出発。
まず向かうは八丈ストア。
八丈ストアに到着。
今日もおにぎりのパック弁当を買った。
今日の目的地は硫黄沼・唐滝。
その道の目印となるのが伊勢崎富次朗商店というお店へ向かう。
大坂トンネルを通って島の南側へ。
伊勢崎富次朗商店に到着。
A(リゾート・シーピロス) → 八丈ストア → 伊勢崎富次朗商店
スーパーですね。
ちなみにこの斜め向かいにも富次朗商店がある。
夏はあちらでアイスなどを販売している模様。
とりあえずパンと飲み物も買っておこう。
ついでにトイレがあるか訊いたら向かいの建物(家?)にあるとのことで
お借りすることにした。
行ってみると‥ネコが二匹トイレのドアの前に陣取っていた。
どうやらトイレの番人らしい。
だが、こちらが数歩近付くと逃げてしまった。
と、思ったらすぐ裏でエサを食べていた。
トイレも済ませ、出発。
富次朗商店向かいの道が硫黄沼・唐滝への道となる。
車だとやや狭い民家の道を通り抜けていく。
すると‥「通行不可」なる看板が。
正規ルートは真っすぐだが、どうやら川を渡る橋が工事中とのことで、
迂回路を指定されていた。行けないわけではないのでホッとした。
青色の部分が現在地、本来のルートがそこから真上に向かい、
緑色の橋を渡るが、今回は赤色の部分を通る。
矢印の方向に進んでみると迂回路の標識看板が立っていた。
下っていく。
が、どうやらダートのようだ。ホーネットでダートはキツイ。
あばばばば滑りそう。バランスとりづらい。
慎重に進んでいき、舗装された道に出た。ふぅ。
大した距離じゃないから良かったけど、ダートは走りたくないなあ。
どうやらここに橋がかかるらしい。対岸は正規ルート。
Bダッシュしてジャンプするわけにもいかなそうだ。
分岐があるのでここを左に進む。
唐滝の駐車場に到着。
出発しようとしたら、後ろの方から来た工事の人に話しかけられた。
さっきダートを通っているときにハザードをつけていたのを見て
今のバイクはハザードがあるのか、とか、綺麗なバイクは滅多に見かけない
とか話していた。ここの気候だと潮風などで錆びてしまうらしい。
さすがにハザードは原付はともかく自動二輪ならついているかな。
まぁ以前乗っていた90年式のバリオスにはついていなかったけど。
工事の人と別れ、出発。
で、「この先駐車場はありません」という看板があったのだが、
この先の道路を通行すること自体無理なことがすぐにわかる。
コレである。
地面が割れているのか通ろうと思わない。
それに車の行き違いも無理に近い。というかもう登山道だ。
ゴツゴツした黒い石の敷かれた道である。
途中指標があった。「樫立」(画像では直進)へは道があまりよく見えない。
唐滝はこちらの道を進んでいく。
三原林道への分岐が斜め右方向に見えるが、
やはり草木が多く初心者向けではない。
登り始めたばかりは身体がまだ慣れないせいかちょっと疲れる。
また、汗も出てきてやや暑い。
それでも時折吹く北風がなかなか心地よかった。
すると硫黄沼の標柱と共に下りの階段を発見。
階段を下る。そのとき脇のロープをつかもうとしたら
小さな毛虫がひっついていたので避けた。まぁグローブしているんだけどね。
硫黄沼に到着。
沼が硫黄で緑色に濁っているのが特徴。滝が正面に見える。
そしたら先客がいた。カルガモが一匹のんびりと泳いでいる。
ひっそりとした雰囲気ではあるが、目の前に滝があるので
滝の流れる音がしている。
未だ硫黄沼を独占中のカルガモ。
貸し切りっすね (^^
カルガモに別れを告げ、唐滝に向かう。
途中、分岐が分かりづらい場所があった。古いタンクのようなものがある。
標柱の方向には、よく寺の境内などでここは通行止め、を表す竹の棒がある。
しかし別な方は明らかに厳しい登山道というか道なのか
怪しいくらいの場所だった。
なので竹らしき棒が置かれている方に向かった。
どうやらこちらが正解のようだ。
ちなみに唐滝・硫黄沼の八丈島のパンフレットにはこの部分が
記載されていて、どうやらここにあるのは水道タンクらしかった。
とりあえず分岐は左方向、と書かれている。
小川を横断。
段を登る階段が設置されていた。
やや上に登っていき、再び小川を渡った。
洞穴を発見。こちらもパンフレットに記載があり、
日清戦争時代に火薬の原料となる硫黄を採掘していた跡らしい。
その先急な登り階段を登っていくが、下りが不安になる。
リュックを背負っているのでバランスも普段より取りづらい。
ロープを掴みながら登っていく。
やや狭い道を突き抜けていくと、ようやく唐滝に到着した。
結構な水量が降り注ぎ、思っていた以上に壮大で迫力があった。
軽く水しぶきがかかってきて涼しげな感じだ。
夏はオアシスとなるだろう。風が結構吹いていて、
汗をかいていた体には非常に心地が良かった。
滝の壮大さだけではなく、その下にできた色とりどりの苔と
滴り落ちる雫がとても綺麗だった。
滝の横にも洞穴があった。
冷たい風が気持ちよく、ここで三十分ほど休憩した。
さて、戻ることにする。
下りは登りより危険なので慎重に下りていく。
若干険しいところを過ぎれば後は緩やかな道なので後半は気楽だった。
唐滝駐車場に戻ってきた。
そういえばこれから三原山山頂に向かうため、
通ろうと思っていた三原林道の通行止めの看板が出ていた。
まぁ事前に道路交通情報を見ていたのでわかってはいたが、
通行止め期間は過ぎているはずなのだが‥。
三原山山頂に向かうにはとりあえずここから反対方面、
宿泊していたホテル側からの方のようだ。
富次朗商店まで下りて反対方面というか来た道を戻っていく。
再び大坂トンネルへ。
今日は天気がいい。
ここでズームをしていくと、とあるホテルらしき建物。
そう。巷では有名な八丈島の廃墟ホテル。
八丈国際観光ホテルというらしい。
八丈島の情報収集をネットでしているときにこのホテルと、
一番有名な八丈オリエンタルリゾートホテルの存在を知った。
やはり島では大規模なホテルというのは経営が難しいのだろうか。
取り壊しもされないまま残されているのはどういった事情なのだろう?
土地代とか毎年かからないのかね?撤去費用の方が莫大なのかな。
ちなみにここで昼食を済ませることにした。
ちょっと風が強かったが‥。
昼食を終えて出発。
ここからが迷走だった。
まず、トイレにいきたかった。パンフレットに記載されている
簡易的な地図によればトイレと自販機のある場所があるのだが、
よくわからず同じ場所を何度か周回していた。
結局その場所にはトイレも何もなかった。
それが余計に迷った原因とも言える。
途中、スーパーあさぬまというスーパーに寄ってみる。
ただ、トイレはなさそうだった。まぁまだもつかな。
そうだ、八丈島にはキャンドゥがあるから買い物ついでにちょっと行ってみようかな。
そういえば白バイを見かけた。島にも走っているのは知っていたが。
路地裏的な道を通ってようやく到着した。
A(伊勢崎富次朗商店) → B(大坂トンネル展望台) → キャンドゥ八丈大賀郷店
入口が手動の横開け式ドアだったのが印象的だ。
この前は何の店だったのだろうか。
店は広くはないが、品揃えは十分だった。
昨日ヨーグルトを食べられなかったのでスプーンやその他を購入。
キャンドゥを出発して三原山山頂に向かう道を探す。
これまた道を間違えたりして引き返したりもした。
一体どれだけ迷走すりゃいいんだ‥
それらしき道に到着して先へ。
すると‥「通り抜けできません」という看板が
無情にも設置されていた。
A(キャンドゥ八丈大賀郷店) → B(迂回路入口) → 看板
さっきも見かけたような地図をしばらく見つめるが、
じゃあ一体どこから三原山山頂方面にアプローチすればいいのでせうか?
GoogleMapを見ると、大坂トンネルを抜けてすぐのところにも道があり、
山の方に続いているのでそっちから攻めてみることにした。
一体何回目の大坂トンネルだ‥
大坂トンネルを抜けてすぐ左に曲がる道に入る。
右手には「大型車通行止」という看板が立っている。
先に進む。
がっ!
看板「こっちも通れねーよバーカw」
いや、そんなことは書いていません。
さっき見た看板と同じ「通り抜けできません」。
A(さっきの看板) → B(迂回路その2入口) → 看板その2
これって詰み?
えーっとですね‥実を言うとこの直前の看板の時点で三原山は
半ば断念していますw
そして今、断念確定しましたw
いや、通り抜け云々以前にあまりにタイムロスし過ぎてしまったので。
ちょっと色々と疲れたので一旦温泉に行くことにしました。
そして、温泉でゆっくりした後、この道に再び戻ってきて
行けるところまで行ってみようと思った。
何故今行かなかったのかと言えば、看板に「交通整理要員」と
記載があったので通っちゃいけない場所を通ったら何か言われるかなーと
思ったので消極的でした。オブローダーではないので……
けど、この二枚目の看板を見てちょっと開き直ろうかなと。
というか交通止めの地図を見る限り、山頂に向かう方向から
分岐している道が工事中なので、
大坂トンネル脇の道からなら問題はなかったと思われる。
緑ポイント=通行止め看板
通行止め区間= A~B間
黄色ポイント=無線中継所 三原山登山口
拡大。
まぁそれはそれとして温泉ですよ温泉。
八丈島に来てまだ温泉に入っていないのだから。
ちなみに近くにある「みはらしの湯」に行こうと思っていたのだが、
今日は定休日らしかったので近くにある「ふれあいの湯」に行くことにした。
五分程度で到着。
A(看板その2) → ふれあいの湯
「泉質:ナトリウム――塩化物強塩温泉」と書かれている。
広い駐車場がある割にバイクは自転車と一緒に土の上となっていた。
中へ。まずはトイレへ。それから脱衣所へ。
浴場へ。髪や体を洗って湯につかる。あー気持ちいい。
露天風呂もありそちらにも入った。温度はやや熱めか。
お湯はさっき書かれていたように「強塩化物」を感じさせる、
顔を洗うとちょっと塩味がする感じだった。
サッパリしたところで再びさっきの場所に戻った。
さっきの看板を突破し、行けるところまで行ってみる。
看板を通過すると真ん中に苔がある路面になった。
交通量が一気に減るのだろう。
進んでいくと、再度「通り抜けできません」の看板。
二枚目があるということは看板を通過してくるのを想定しているのだろう。
ずんずん突き進む。
途中、山がちょっとのぞける場所があった。
石碑。
昭和50年に台風直撃のため通行不能になり、
二年をかけて復旧した際に建てられた模様。
先ほどの看板には最後に整理員がいるみたいな説明だったので、
いつ現れるかと気になりながら進んだ。
結局警備員などは立っていなく、看板があっただけだった。
この先にいるのだろう。
「三原山」の指標もあった。
登っていく。この先に無線中継所があるはず。
行き止まりだと思うのでちょっと路肩に停めて行ってみた。道はやや荒れている。
で、到着。
無線中継所のすぐそばに東京電力だかの作業員が二人ほどいて、
こっちの方を見ていた。ちょっと気まずい‥
無線中継所の写真だけサッと撮影して退散した。
A(一枚目の看板) → B(分岐) → 無線中継所
まぁそもそも登山ルートなので何もやましいことはないんですが‥
そんなわけで再び大坂トンネル展望台。もう常連です。
ちなみに旧道らしき道がある。センターラインが敷かれている。
通ろうとは思わなかった。
何故なら反対側の出口が工事関係者入口となっていたので。
通過できないのは確実だったと思われる。
旧道入口手前にバス用の駐車スペースのラインが敷かれているし、
通行はもう想定していないだろうが、通行止めの表記もなかった。
ちなみに現在15時半。三原山登山をカットしたので微妙に時間が余っている。
宇喜多秀家の住居跡があるとのことで行ってみた。
A(無線中継所) → 宇喜多秀家居住跡・久福茶屋
ただ、ここに停めていいものか少し迷った。
明らかに隣の商店のスペースと思われたからである。
後で調べたところ大丈夫らしかった。
先に進んでいくとそれらしき場所へ。
石碑と説明書きがあった。
住居跡というよりちょっとした庭園という感じだった。
見学を終えて店を見てみる。
「中田商店」と書かれているが「久福茶屋」として変わったらしい。
今川焼などを販売している。なのでカスタードを買った。
できたてで少し熱かったがクリームが美味しかった。
八丈島の道を走る。まぁ昨日一周したけどね。
空港に通じる「空港中央道路」。
快適なストレート。取り締まりがありそうな感じの道路だ。
路面も綺麗。
その先で右折して八丈一周道路に出る。
昨日通った周回道路(北部大越鼻灯台付近)を反対方向側から。
交通量もほとんどなく、快適に流せました。
北側をぐるりとまわって東側海岸の方に行く途中に
先ほどもちょっと触れた廃墟ホテルがある。
「八丈オリエンタルリゾートホテル」。
A(宇喜多秀家居住跡・久福茶屋) → B(空港中央道路)
→ C(八丈一周道路) → 八丈オリエンタルリゾートホテル
2005年まで営業していたようだ。
もう10年以上そのまま放置されていることになる。
まぁ廃墟で10年は短いのかもしれないが、撤去費用の関係なのだろうか。
ちなみに劇場版トリックのロケで使われたらしい。
けど、トリックは観てない。
カーテンなどが荒れている様子をあらわしている。
ホテルを後にして八丈ストアへ。
八丈島のお土産も少し買った。
ホテルに戻る。
夕食タイム。今日も品数が多くどれも本当においしかったです (^^
本日のお品書き。
・明日葉のごま和え
・島魚三種盛り刺身
・島寿司
・牛肉の陶板焼き
・明日葉蕎麦
・ムロアジのフライ
・豚しゃぶサラダ
・デザート
三原山に登れなかったのはちょっと痛かったが仕方ない。
唐滝駐車場から直接行けるところまで行ってみた方が良かったかもしれない。
まぁでも今日のメインは元々唐滝だったし、山は明日も登るのでいいかなと
前向きに考えることにしよう。
本日の走行距離は71.6kmでした。
次へ。