前回の千葉房総ツーリングに引き続き、まさかの二週連続ツーリング。
今回のメインは笹子峠。何故笹子かと言えば個人的にお気に入りの道で、
県道212号日影笹子線は12月中旬から冬季閉鎖に入る。
せっかくなので直前に行ってみることに。
もちろんそれだけが理由ではなく、千葉房総ツーリングの時にも言及していたが、
元々山梨のツーリングルートを考えていたし、
R139の大月市側が閉鎖されて以来一度も訪れていない松姫峠にも行こうと思っていた。
というわけで、先週と違い気温がかなり下がった極寒ツーリングとなりました。
夜中に出発。風はあまり吹いていない。気温は5℃くらい?
R20をタクシーと共に快走。
国立府中IC手前で日野バイパスへ。
いつものすき家で早めの朝食。
牛すき焼き定食にしました。
朝食を終えて再び出発。
身体が震えるかなと思っていたが、今回は上着を強化してきているのでまだ大丈夫。
そして再度甲州街道に入る。銀杏の並木通りが続く。
今回はいつものコンビニには寄らず高尾山口付近を通過して高尾山IC付近へ。
そのまま大垂水峠に向かう。
この辺から指先が冷たくなってきた‥
また、一部凍結っぽい箇所も見られたので慎重に走る。
まぁそれでも基本的には大丈夫だったが。
神奈川県側に入る。
気温は‥-3℃ ぐは
そりゃ指先が冷たく‥いや、痛くなるわけだ。
とはいえ、天気予報はもちろん確認していたので想定の範囲内ではあった。
ただし想定していたのは、あくまでも寒さによる震えのことで、
痛くなるのはやや想定外だった。
現在午前5時45分。まぁ今が一番冷え込みがキツイ時間帯ですわなw
予想以上に寒いというか冷たい。
一応グローブは防寒ではあるものの、どちらかというと防水用だしなぁ。
けど中には薄い手袋もはめて二重にしているんですがね。
たまらず上野原のデイリーに入ってカイロを買った。トイレにも行った。
ミニサイズのカイロではあったが、その方がグローブの中に入れることが
できるのでちょうど良かった。けどその分火力もちょっと弱いかな‥
でも入れないよりかは幾分マシだった。
が、ダメだ!また指先がヤバくなってきた!
デイリーを出発して30分程度で指先が冷たくなり、停車して少し指を温めた。
カイロもちゃんと設置しなおす。
手の甲までしか入れられないので仕方ない。
再び出発。
引き続き甲州街道を走っていくと、午前6時ごろにようやく少し明るくなってきた。
まぁでもお約束のHDRモードの撮影なので、
上記画像の半分くらいの明るさだと思ってください。実際はまだ薄暗い。
さて、今度は足のつま先が冷たくなってきた。
ダメだ。途中のローソンにピットイン。
つま先用のカイロを購入。つま先に靴下の上から貼るタイプです。
コレが結構効果あって、足のつま先に関しては暖かくなった。
続いて大月IC付近のセルフのGSで給油&トイレ。
給油を終えて出発。
間もなく県道212号線に到着した。
R20(日野バイパス) → A(すき家20号日野万願寺店) → R20(甲州街道)
→ 大垂水峠 → B(キグナスセルフ24h大月サービスステーション)
→ 県道212号線(日影笹子線)
民家のある道を走っていく。
路肩は一部霜が見られ、凍結していたっぽい。
山林の中へ。
陽が出始めた。
冬季閉鎖ゲート。
先へ。
登山散策用の案内標識。
林道笹子峠下線。一般車は通行禁止となっている。
そして笹子隧道に到着。
相変わらずひっそりとしていた。
間もなく冬季閉鎖になり、一層人が訪れない期間となる。
しかし、通年閉鎖や廃道となってしまうよりかはマシだ。
甲州市側へ出る。
路面の両サイドに雪が残っていた。
さて、残り半分を下っていく。
何やら広場が。
木材置場になるのだろうか。
最後の方の橋で、凍結している箇所があったので慎重に渡る。
甲州市側のゲート。
やがて集落が見えてきた。
そしてR20に出る。
次は県道218号線でR411大菩薩ラインに向かって北上していく予定だが、
その前に一応7-11でトイレに寄った。
トイレを済ませ、出発。
通行止めは1月の上旬からの模様。
ここを通るのは去年の10月以来。
山林に入る。脇には沢が流れている。
天目トンネル。
脇に旧道らしき道が見える。
旧トンネル(封鎖)へアクセスできるらしい。
この辺は陽が当たっているが、まだ寒い。というか指先がずっと冷たい。
途中、また指先を温めたりした。
この辺から林道が何ヶ所か分岐していて、大抵通行止めだった。
ゲート。冬季閉鎖地点だろうか。
この辺から雪が目立つようになった。
路面は大丈夫だが、一応注意しながら走行。
やがてロッジ付近の駐車場に到着。
とりあえずトイレへ。
冬季は通常トイレが凍結防止のため閉鎖されており、
障害者用トイレを使用した。
さて、出発。
がっ、
通行止め看板が‥
A(県道212号日影笹子線) → B(笹子隧道)
→ R20(甲州街道) → C(県道218号大菩薩初鹿野線)
→ 県道201号塩山停車場大菩薩嶺線 → 通行止め
コレはさっきの1月から通行止めの予告とは違って道を塞いでる感じだよなあ‥
通行止めは1月上旬からのはずでは‥
ん?
さっきと区間が違う‥裂石から長兵衛小屋。
何か変だ、と思いその場でGoogle先生で調べてみたら、
どうやらこの県道はR20側の県道218号大菩薩初鹿野(はじかの)線と
R411側の県道201号塩山停車場大菩薩嶺線に分かれているらしい。
で、ロッジ手前にある駐車場辺りから県道201号線に切り替わるため、
規制情報が分かれて出ていたようだ。
ここから先、R411手前までは一週間ほど早く冬季閉鎖になっていた模様。
事前にネットで規制情報を調べていたのにも関わらずこのありさまである。
まさかこの先が別とは‥というかR20側のさっきの看板で一緒に教えてほしかった orz
いずれにせよ、今来た道を引き返す以外方法はないので戻ることに。
大幅なタイムロスである。
本来はあのままR411に抜け、道の駅こすげに行き、小菅の湯に入って食事をとり、
そして深城ダム、というスケジュールを組んでいたのだが、
今からとれるルートはR20まで戻り、R139から北上というルートになる。
なのでこの時点では時間の都合上、小菅の湯に入るのは断念していた。
凍結した流水。
冬はこういう光景が美しいですな。
再びR20まで戻ってきた。
道の駅甲斐大和へ。
中は暖房が効いていて暖かい。
現在10時半過ぎ。朝は早く食べたのでちょうどお腹が空いてきたし、
ここで昼食をとらないとこの後は道の駅こすげまでとれる場所がない。
レストランへ。
カツからキャベツなど全て丼の上にのっており、甲州カツ専用ソースをかけていただく。
ソースは甘めでカツはボリュームがあり、結構お腹いっぱいになった。
昼食を終えてお土産をいくつか買う。
さて出発。新笹子トンネルを抜け、R139との交差点で左折し、R139を北上していく。
A(県道201号線) → 県道218号線 → R20(甲州街道)
→ B(道の駅甲斐大和) → 新笹子トンネル → R139
道の駅甲斐大和を出てからようやく暖かさを感じられるようになった。
路面も問題なく走りやすく快適。
深城ダム。
小金沢公園に向かう。
途中左折して小金沢公園に到着。
公園入口の盛り土がある場所では測量士らしき工事関係者が測量をやっていた。
公園内を散策。とても静か。早朝だと鳥の鳴き声などがよく聴こえる。
石碑の後ろから正面、向かいに見えるのは長い間閉鎖状態が続いている
ウチは一度もこの林道を通ったことがない。
少なくともウチが以前のバリオスに乗っていたころは通行でき、
当時の道路地図で秋には紅葉などが綺麗なルートとしてマークされていた。
通行止めの理由は「崩落のため」とあるが、
せっかくの観光道なのだから直してほしいと思った人も多くいただろう。
少なくとも10年以上は通行止め状態が続いているので、
もはや解放されることは絶望的であろう。
とはいえ、工事車輌がいくつかは入っているレポは見かけるので、
完全には望みが絶たれているわけでもなさそうだ。
公園からちょっと歩いて橋の方へ。
公園に向かう時気付かなかったが、この後訪れようとしていた
例の旧廃道ヘアピンに向かう旧道への道が通行止めになっていた。
冬季閉鎖?
理由は書かれていないが今回の訪問は断念。
橋の上から深城湖を望む。
出発。
深城トンネル。
やがてR139の旧道分岐地点へ。
松姫トンネルが開通して割とすぐに通行止めとなってしまった
大月市側のR139旧道。
現在は「林道松姫峠線」としての扱いになり、
小菅村側の旧道のみ通行が可能となっている。
何故大月市側は通行止めにしてしまったのか。
HPには「通行の際危険なため」としか曖昧に書かれていない。
トンネルの照明が外されてしまっていることが、
もう開放の予定が全くの未定ということを如実に表しているかのようだ。
ウチが最後にここの旧道を通ったのは2013年の冬だったか。
トンネル開通前にもう一度通っておけばよかった。
ちなみにGoogleのストリートビューカーが2014年に通っているので
ストリートビューでは全線閲覧が可能になっている。
林道としてはこのまま維持されていくらしいが、
一般車輌の開放の予定は無いらしい。
ここの道は好きだったのに、非常に残念でならない。
ただし、先ほどの青看にも記されているように、「松姫峠」への文字はまだ消されていない。
さて、松姫トンネルへ。
長い直線トンネルを抜けて小菅村側へ。
この入口左右に工事用の道が結構分岐している。
続いて松姫峠に向かう。
R139旧道である村道松姫峠線へ。
路面は問題なさそうか。
大月市側には通り抜けられない旨の看板がしばらく何枚も続いた。
一ヶ所だけカーブのところで凍結していた。
慎重に通過する。
松姫峠に到着。
A(R139) → B(小金沢公園) → 松姫トンネル
→ 村道松姫峠線(旧R139) → 松姫峠
大月市側の通行止めゲート。
こちらには林道終点の指標が立っていた。
大月市側の方はどうも手入れがされていないようだ。
他の自転車のブログなどを見たが、結構荒れている模様。。
奈良倉山への登山道入口。
バス停。
ここからは土日祝日一日一本出ている模様。
冬季は閉鎖されている。
その先に大菩薩峠登山道入口。
松姫峠を後にして出発。来た道を下っていく。
さっきの凍結部分は滑らないようにはしたものの、意図せず斜めに行ってしまった。
ついでに何故かクラッチを切ったまま下っていた。
下りでは三台の車とすれ違った。
現道に復帰。
続いて道の駅こすげに向かう。
道の駅手前で工事のため交互片側通行となっていた。
また、抜けると道の駅前にはラウンドアバウト(環状)方式の交差点になっていた。
道の駅こすげに到着。
土産物販売店の物産館に行ってみる。いくつかお土産を購入。
で、時計を見るとまだ14時だった。思ったより早く到着したようだ。
これなら温泉に寄っても大丈夫そうだ。
小菅の湯へ。
ここは時間制らしく、3時間コースとゆったりコースで料金が分かれている。
まぁ立ち寄り温泉なら三時間でちょうどいいだろう。
ただ、懸念していたのはロッカーだった。
ここはロッカーキーを貸し出すタイプで、複数使うことはできなさそうだ。
特に今日はウェアの上に上着を着ているので荷物が多い。
一応カウンターの人に問い合わせたら、どうやら大型荷物置場というのがあるらしい。
なのでそこを使わせてもらうことにし、まずは靴を靴ロッカーに入れ、
カウンターに靴ロッカーキーを渡す。
料金を払うとコインロッカーのキーを渡される。
まずは大型荷物置場へ。
押入れみたいな場所に設けられており、ここにウェアや上着、
非貴重品については置いていった。
それ以外の荷物をコインロッカーの方へ。何とか入ったか。
風呂場へ。真ん中にジェット風呂があり、他には通常の風呂や
寝湯、打たせ湯、源泉水風呂やサウナなどがある。
そして露天風呂もあり、そこには露天イベント風呂といって
週替わりでひのきやハーブなどが使われ、それぞれ効能がある。
また、五右衛門風呂もあり、両腕と両足を湯船から出してつかるというもの。
試してみましたが、確かにリラックスはできるのかな?
何はともあれ、温泉は気持ちいい。夜中からのツーリングの疲れを癒してくれた。
温泉を堪能して風呂からあがり、コーヒー牛乳を飲んだ。
小菅の湯を出てこれから帰ることに。
ここでガソリン携行缶のガソリンを給油して少しでも荷物を軽くすることにした。
まぁ軽くすると言っても1Lだけですのでせいぜい700gくらいですがね。
それでも手に持つとそれなりに重量は感じられる。
出発。現在15時半。実際の視界はもう少し薄暗くなってきている。
帰りのルートをどうしようかと思った。
目標地点は中央道相模湖ICなので、とりあえずR20に出るか、
もしくはR411でいっそ八王子ICまで行ってしまうか、だった。
ただ、R411は圏央道前後で大渋滞しているっぽかったのであまり乗り気ではない。
しかしR20へのルートとなるとR139をまた戻るのはちょっと無駄な気がした。
で、よく考えてみれば奥多摩周遊道路がここから近いのでそこで南下していけば
R20に出られてちょうどいいかなと思った。
R139をしばらく走っていく。
東京都側に入ると30km/h制限の規制標識と、オレンジ色のセンターラインに切り替わる。
旧料金所ゲート跡。
周遊道路を走っていく。ただ、路面はウェット全開で、すべすべ、って感じだった。
多分、スピードを出して曲がると簡単に滑って転んでいく、そんな感じだった。
なので40km/hほどで走っていた。
対向からは二台程度しかすれ違わず、車が一台、バイクが一台だけだった。
他には、サルが4、5匹ほど途中路上で出くわした。
あと、再び指先が冷たくなってきた。
月夜見第一駐車場に到着。
A(松姫峠) → R139 → B(都道206号奥多摩周遊道路) → 月夜見第一駐車場
奥多摩湖を望む。
すると駐車場向かいにサルがいた。
この先も滑りそうなウェット区間が続いている模様。
さっきもあったが、工事で交互片側通行となっている箇所がいくつかあった。
周遊を抜ける。
画像ではわかりづらいが、実際はこの半分の明るさなので割と薄暗い。
ようやく乾いた路面に出た。
途中右折して県道18号線へ。
路面はウェット気味だったが、大丈夫そうだった。
だんだん寒くなってきた。身体が冷えてきた感じだ。
湯冷めというより、気温がもうすでに下がっている。
途中指先を温めたりした。また冷たさで痛くなってきた。
ついでにクラッチを握るのもちょっと辛くなってきた。
R20まで下りて走っていく。
やがて相模湖ICに到着。予定通りここから中央道へ。
しばらく走り、八王子料金所へ。
間もなく石川PAに到着した。
藤野PAはモスバーガーしかない小さなPAで、そこを石川PAと勘違いしていたのだ。
ここは吉野家やラーメン屋などまあまあレストランが充実している。
ラーメンが食べたい気分だったのでラーメン屋でチャーシュー麺を食べた。
普通のチャーシュー麺なのだが、チャーシューが思いの外多くて大きく、美味しかった。
その後トイレに行き出発。
懸念されていた国立府中辺りからの渋滞もなく、
高井戸IC下まで比較的スムースに行くことができた。
そんな感じで今回のツーリングは終了。
とにかく思った以上の寒さというより冷たさだった。
いや、上はウェアと更に上着を羽織っていたので身体が震えることは
ほとんどなかったのだが、指先やつま先がとにかく冷えて冷たく痛くなった。
それに通行止めに出くわすなど想定外のこともあったが、
結局目的地である場所は全て行くことができたし、
小菅の湯も初めて行くことができたので良かった。
今回の走行距離は355.9kmでした。